2012年03月16日15時22分掲載  無料記事
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中国

【twitterから】中国内政:特権層と庶民派の争い  孫崎 享

 今秋、第18回党大会で党の最高権力機関、政治局常務委員会のメンバーが選出。胡 錦濤・温家宝から次世代へ。新体制は10年継続の可能性。一大政治事件。過去この選出巡り、内部闘争があったとみられていたが、重慶市トップの薄煕来党委書記解任はその一環。 
 
 闘いの最大は「太子党」(特権階級の出身者から成り、裕福な沿海地域で公務についた者が多い。習近平、 王岐山、薄煕来等)。行政面、特に外国貿易、外国投資、金融に強い)と「団派(庶民派)」(共産主義青年団に所属し、条件の悪い内陸部で公務についた者が多い。李克強、汪洋、李源潮等(組織、宣伝部門、農村工作に強い)の二派間の争いが最大。 
 
 「太子党」は外国貿易、外国投資、金融 を通じて米国との関係が深い者が多い。習近平の訪米、娘の米国留学が象徴的。読売は薄煕来解任を「早期収拾狙う?」と報じているが逆だろう。秋の常務委員 選出に向け、激しい闘争が繰り広げられよう。 


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