2012年06月01日22時42分掲載  無料記事
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世界経済

ガーディアン・サステナブル・ビジネス・リーダー・オブ・ザ・イヤー2012にサフィア・ミニー氏(ピープル・ツリー)がノミネート

  フェアトレードの「ピープル・ツリー」代表 サフィア・ミニー氏が英ガーディアン紙選出の「ガーディアン・サステナブル・ビジネス・リーダー・オブ・ザ・イヤー2012」のファイナリストに選出され、29日ロンドンで開催された授賞式へ出席した。 
 
  ノミネートの理由として「ピープル・ツリーのコレクションやその背景にあるストーリーによって、サステナブルファッションの可能性を示し、産業界のリーダーや顧客をインスパイヤした」とガーディアン紙は報じているという。サフィア・ミニー氏は次のように述べた。 
 
「今回のノミネートは、サステナブルかつフェアトレードのファッションが、社会正義や環境問題に興味を持つお客様にとってパワフルでスタイリッシュな選択だということを示しています。私たちの未来のために、皆で変化を起こす必要があると思います。」 
 
   最終的に受賞したのはヨーロッパ最大規模を誇るホームセンター「B&Q」を展開する「キングフィッシャーグループ」CEOのイアン・チェシャー氏。ユニリーバCEO ポール・ポルマン氏や、PUMA会長 ヨッヘン・ザイツ氏もノミネートされた。 
 
■Ian Cheshire: sustainable business leader of the year 
「イアン・チェシャー氏がサステナブル・ビジネスリーダー2012に選出される」 
http://www.guardian.co.uk/sustainable-business/live-q-a-ian-cheshire-leader-of-the-year 
  ガーディアンの記事によれば、チェシャー氏は運営する欧州最大のホームセンター「B&Q」でこれまで客に販売してきた電動ドリルを貸出制に改めることで、1年に平均して6分しか使わない電動ドリルの社会的無駄を省くことを実現した。電動ドリルの貸出方式はサステナブルビジネスの見本となったばかりか、「B&Q」のメインとなる商品それ自体においても無駄を省く発想のヒントになった。人と人がつながることで、社会的な無駄を削減できるのだ。 
 
■B&Q(英国発のグローバル・ホームセンター) 
http://www.diy.com/#&panel1-1 
  ホームページによると、英国および欧州で最大のホームセンターであり、世界では第三位の規模。品数は4万点に上る。英国内に限れば雇用は3万人に達している。英国内に350店、アイルランドに9店、さらに海外に60店舗を有している。中でも最大規模は北京店だとされる。創業は1969年。 


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