2012年06月08日10時05分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】オリンピック招致を原発再稼働の口実に使うな!  2020年東京オリンピック招致反対!

 東京都が2020年オリンピック招致の際の正式立候補都市に選ばれた。反原発運動にとってマイナスだ。その理由を説明する。(東京にオリンピックはいらないネット あつみまさずみ) 
 
 IOCの報告書で東京の評価が低かった項目は 
1)エネルギー 
2)環境・気象 
3)政府支援・国内支持 
の3点。反原発運動に関係ある、エネルギーと環境・気象について取り上げる。 
 
 2020年東京オリンピックの開催期間は7月25日から8月9日。電力消費が一番多い時期を予定。この時期にオリンピックを開催して電気は足りるのか?という点はIOCの作業部会の報告書で「東京都は、ピーク時に電力不足を経験していており、原発調査によってはさらに電力不足のリスクを高める可能性がある」と指摘された。だから東京でオリンピックはできないという結論だと思ったら、と 
んでもない。その後に恐ろしいことを言い出す始末だ。 
 
 「原発の調査により、失われた電力供給量が補充され、その他の悪影響がなかった場合は、状況が改善でき、東京の電力供給レベルは、福島原発が津波に襲われる前のレベルに戻すことができる。そうなれば電力供給量は東京都が2020年オリンピックを開催するのに十分だ」 
 
 冗談じゃない!原発の調査によって再稼働が進むなんて現実無視だ。大飯原発でも3活断層の連動が問題視され、敦賀原発、泊原発、志賀原発など次から次に活断層調査を求められる状況だ。 
 
 その上福島原発は、事故から1年以上たっていても対策に四苦八苦しているありさまで、福島第1原発の1〜3号機では格納容器に水がたまらず、外部に漏れている可能性が濃厚。放射能に県境は関係ないのに、東京湾で水泳をさせて本当に大丈夫か? 
 
 調査さえすれば、原発が動かせるようになるという考えは、原発再稼働したい連中の絶好の口実に使われるに違いない! 
 
 2020年東京オリンピック招致に反対しよう! 
 東京にオリンピックはいらない! 


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