2012年06月22日14時31分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】まるで「非常事態」を先取り  警官隊が官邸への道をすべて塞いで市民の通行を妨害 

 6月16日野田政権は、福井県大飯原発の再稼働を承認する」と6月15日に報道され、15日の夕方、首相官邸前の抗議集会には1万人が結集しました。今朝16日は小雨の降る中、9時から官邸前の抗議集会が開かれ、600人が結集した。私も所用で1時間遅れて駆けつけた。(読者から) 
 
 ところが、メトロの「国会議事堂前」駅を出て官邸前に向かおうとしたが、道路の入り口は5〜6人の警官が立ち塞がり「どこへ行くのですか」「官邸前です」「今日は反原発の人達が沢山集まって抗議集会をしているので、警備の都合上、ここは通れません」「国民の行動を通行止めにする根拠はあるのですか」「あります」「危険極まりない大飯原発の再稼働を今日決められると報道されたので来たんです。どうしても官邸近くに行きたいけれど、全部の道路が 
閉鎖されたのですか?」「いや、あの道は通れます」こんなやり取りの後、その道路に行くと、同様に警官に阻まれた。あっちに行け、こっちに行けと言われた通りに行っても、なかなか通れる道がなくて、子ども連れの母親もずいぶん遠回りさせられていた。 
 
 警官と押し問答しても仕方がないので、30〜40分グルグル回ってようやく官邸前にたどり着いた。警官の物腰は柔らかく、言葉も丁寧だったが、これではまるで自民党、新憲法法案第9章(新設)の「非常事態」を先取りしたのかと思われ、しばらく怒りはおさまらなかった。 
 
 非暴力の労働者や市民の抗議集会で通行止めにするとは、あきれ果てた国である。世論の多くが安全性に疑問を持ち、再稼働に反対している事を十分認識しているからこそ、野田政権は過剰警備に走るのであろう。 
 私達の抵抗闘争は決して諦めることなく、野田政権が再稼働を撤回するまで 
追いつめていこうではありませんか! 


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