2012年07月31日12時11分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201207311211052

核・原子力

一水会、差別発言ブログを削除  鈴木邦男顧問がツイッターで謝罪

 本紙が2012年07月24日15時37分に掲載した「【編集長妄言】脱原発運動にもちこまれた差別・排外主義、レイシズム」で指摘した一水会の「一水会活動最新情報!ブログ」の記事、「『原発技術なんか朝鮮人にくれてやれ。穢れた技術は、穢れた民族にこそ相応しいのだから』」が24日16時55分に削除された。また同会顧問で新右翼を代表する論客鈴木邦男氏がツイッター上で謝罪した。論評は後に譲り、とりあえず事実経過だけ報道する。(大野和興) 
 
 一水会ブログ「一水会活動最新情報」は当該記事の削除に際し、以下のように述べている。 
 
2012-07-24 16:55:37 
【お知らせ】 
7月21日に掲載された当ブログのエントリー は削除いたしました。 
これまで当ブログは会員各個人の意見を表明する場として開放しており、各エントリーの内容は必ずしも一水会の統一見解ではありません。 
会としての公式見解を出す際は、代表名もしくは政治局名で発表することをご了承下さい。 
今後は、ブログのチェック体制を強化し再発防止に努めることをここに表明します。 
今回の件で不快を感じられた皆様には、心よりお詫び申し上げます。(web担当:成島健二) 
http://ameblo.jp/issuikai/entry-11310721253.html 
 
 また鈴木邦男同会顧問は26日発信の一連のツイートで次のようにつぶやいた。 
 
把握をできていなかった、私、代表、そして会の人間も、一様にショックを隠しきれていません。驚きと怒りと、悲しみでいっぱいです。しかし、今回の発言をした会の人間がいるという事実は、真摯に受け止め、そして一水会内でも改めて議論します。 
 
今回の件であぶり出された「差別意識」。今まで一水会がどれだけ苦心して否定、非難してきたのにも関わらず、一瞬にして崩れ去ろうとしています。一水会が 「最も嫌悪して憎む」ことをしてしまったという事実は、否定できません。全面的に謝罪します。 
 
一方で、「我々は(一水会)は在特会の隣人である」ということを言われる事があります。今回の件で、改めてその我々の立場の「危うさ」を認識しています。 一個人が発言したブログであるとはいえ、会の人間にそのような人間を内包していたという事実は間違いありません。 
 
事実をお話しますと、私も一昨日の夜中まで、この件に関してまったく知らずにいてしまいました。周りの方からお話を聞いて初めて知ったというのが事実で す。ネットでの発言に関して一水会としても把握することができていなかったという点についても問題がありました。申し訳ありません。 
 
そして、一水会の運動に関しては、今は一切関与していない顧問という立場ではありますが、私としても木村君にしても、全面的に謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。 
 
一水会の件に関しまして、たくさんの方から批判を頂きました。当然です。当該ブログが一水会の公式見解ではないにしろ、今回に件に関してはあまりにも酷く、そして沢山の方々を傷つけたことは間違いありません 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。