2012年08月15日01時40分掲載  無料記事
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米国

「シリア政府・軍幹部らに寝返りを呼びかけ」

  ルモンド紙によると、米国はシリア政府・軍の幹部らに寝返りを呼びかけている。シリアの首相だったRyad Hijab氏がアサド政権に見切りをつけて亡命したケースに続けという趣旨のようだ。ルモンドによれば、その呼びかけを行ったのは米財務省のデビッド・コーエン氏である。コーエン氏は米財務省の中で金融を主な対象としてテロ対策を管轄している。 
 
  元首相のRyad Hijab氏はシリア政府に離反するまで米政府のブラックリストに載っていたが、亡命したことで個人的な預金封鎖の懲罰も免除されるらしい。他の幹部たちにも今寝返れば懲罰を免除するとする内容のようだ。 
http://www.lemonde.fr/proche-orient/article/2012/08/14/un-nouveau-sommet-sur-la-syrie-s-ouvre-a-la-mecque_1745844_3218.html 
  財務省のデビッド・コーエン氏はアル・アラビアの記事で、レバノンで活動中のヒズボラがシリア政府軍に協力しているため、ヒズボラ懲罰をエスカレートする方針であることを語った。米国の銀行に預けられているヒズボラの資金を凍結するだけでなく、世界各国にも同様の懲罰を取ることを求める方針のようだ。シリア近隣国ではトルコとの連携を今後さらに深めるとも語っている。http://english.alarabiya.net/articles/2012/08/11/231663.html 
  アメリカのフォックスニュースによれば、米国とその同盟国らによる反政府勢力への支援は直接介入の一歩手前でとどまっているとされるが、周辺アラブ諸国は「公然たる秘密」として武器を反政府勢力に渡しているとされる。http://www.foxnews.com/us/2012/08/10/new-us-sanctions-on-hezbollah-for-supporting-assad/ 
■デビッド・コーエン(David S.Cohen)氏 
Under Secretary for Terrorism and Financial Intelligence 
http://www.treasury.gov/about/organizational-structure/Pages/cohen-e.aspx 


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