2012年08月17日13時40分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

9月9日 沖縄県民大会と同時アクション『国会包囲』 〜オスプレイ配備を中止に追い込もう!〜

 開発段階から多くの墜落事故を引き起こし、今年も2度墜落しているMVオスプレイが沖縄に配備されようとしています。8月5日に予定されていた米海兵隊のオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会は台風のため延期され、9月9日に開催されることになりました。東京でも同日、国会包囲行動を行います。ご参加ください。(野平晋作) 
 
 オスプレイの問題は沖縄だけの問題ではありません。全国知事会も、オスプレイの普天間飛行場配備と全国各地での低空飛行訓練について、「安全性の確認ができていない現状では受け入れることができない」として、政府に慎重な対応を求める緊急決議を全会一致で採択しています。 
 
 安全という米軍の通知を知らせるだけの政府なら、この国のどこに民主主義があるのでしょうか。オスプレイの配備は日本に暮らす人間の命と安全の問題であると同時にこの国の主権在民が問われています。 
 
 特に沖縄においては、日本全土の0.6%に過ぎない土地に在日米軍基地の74%が集中しています。民家や学校が隣接し、すでに世界で最も危険だと言われている普天間基地にさらに危険なオスプレイが配備されようとしているのです。これは「県民の命を危険にさらし、墜落の死の恐怖を押しつける」(那覇市議会決議より)行為です。日本の「安全」(防衛上必要だと仮定した場合)のために沖縄の住民を日常的に危険に晒してもいいのでしょうか。 
 
 非常に危険なものを地方に押しつける。危険なものを安全だと強弁するなどオスプレイをめぐる日本政府の姿勢は原発問題と共通するものがあります。また、沈黙は沖縄に対する差別構造を容認することにつながります。 
 
 全国から怒りの声をあげ、その民意を目に見える形にすることで、オスプレイ配備を中止に追い込みましょう。9月9日、国会前での抗議行動に一人でも多くの方が参加されることを期待します。 
 
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とき:2012年9月9日(日)11:00〜12:00 
場所:国会周辺(国会正門向かいの通りから集まり、国会包囲を目指します) 
   最寄り駅(国会議事堂前、永田町) 
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主催:9.9沖縄県民大会と同時アクション 
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問い合わせ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック 
      TEL:090-3910-4140 
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