2012年08月31日23時19分掲載
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「アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く」
アフガニスタンで取材活動を続ける谷津賢二さんから。ペシャワール会の中村哲医師らが取り組んできた用水路敷設事業を新たにDVDにまとめたという。タイトルは「アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く」。副題には「治水事業 7年の記録」とある。武力頼みの米国のオバマ政権とは違った日本人ならではの取り組みと言えよう。
<「百の診療所より一本の用水路を!」戦乱の干ばつのアフガニスタンで、 無謀とも思える土木工事に挑んだ一人の日本人医師・中村哲。 2003年3月から7年の歳月をかけて全長25.5キロの用水路を完工、 3000ヘクタールの農地が甦った。 現地農民の自立のために近代工法を最小限に抑え、日本の江戸時代に 完成した伝統工法を採用しての治水事業は、農業土木の原点とも評価 される。 戦乱の地に真の平和をもたらすものは何か、静かに問いかける7年間の記録。 監督・谷津賢二>
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/Kanbatsunodaichi.html
【テレビ制作者シリーズ】(1) アフガニスタンの大地と水と人の物語を撮る谷津賢二プロデューサー(日本電波ニュース社)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200908181203162
「飢えを解決することがもっとも大切なのに世界は軍隊ばかり送ってくる。井戸を掘り、用水路を作る中村さんはその矛盾を世界に訴えかけたかったと言います。」
■テレビ制作者シリーズ1の2 谷津賢二さんのアフガニスタンからの報告
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201009132133191
「テレビ制作者シリーズで最初に紹介した谷津賢二さんはその後もアフガニスタン東部、ニングラハル州で活動する中村哲医師の取材を続けている。中村医師が設計し、工事を監督してきた用水路は去年の8月に完成した。用水路は全長およそ26キロにおよぶ。クナール川から取水する用水路は一帯を潤し、ガンベリ砂漠につながる。この用水路によって砂漠化の進んでいたアフガニスタンの土地で小麦のほか、にんじん、大根、ほうれん草、蕪なども収穫できるようになった。そしてなんと米も収穫できるようになった。谷津さんは言う。
「米はジャポニカですよ。アフガン人は米が好きなんです」」
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