2012年09月18日13時20分掲載
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アフリカ
【西サハラ最新情報】新学年を迎えた難民小学生にパソコンのプレゼント 平田伊都子
2012年9月15日、西サハラ難民キャンプの子供たちに新学年が訪れました。 難民キャンプではヨーロッパのように、学年度は9月に始まり6月に終わります。 現在、小学校が約25、中学校が二つあります。小学生は約15,000人、中学生は約3,000人います。
この子たちは、キャンプではなく独立した祖国西サハラで成人を迎えられますように、
(1)2012年9月12日、EPヨーロッパ連合会議は西サハラ紛争の解決策として、民主的な国連西サハラ住民投票を通じて西サハラ住民が自らの将来を決めるのが望ましいとした。そして改めて、西サハラ人の民族自決権を賛同した。
(2)2012年9月13日、クリントン米国務長官はモロッコ外務大臣との会談で、国連主導の交渉による西サハラ紛争解決を支持した。そのうえで、モロッコが要求する元アメリカ外交官クリストファー・ロス国連事務総長個人特使の更迭を否定した。
(3)2012年9月14日、南アフリカのヨハネスブルグでAUアフリカ連合財政法律専門家会議が開かれた。AUアフリカ連合とWFP世界食糧計画が主催するこの会議で、食糧と干ばつの危機にあえぐAU諸国をAU自身の手で救出する重要性が確認された。
西サハラ難民キャンプからモハンマド・サラマ財政専門家とハムデイ・ラハビーブ刑事裁判所専門員が参加した。
(4)9月15日、アルジェリアの赤新月社が西サハラ難民キャンプへの食糧緊急援助到着を発表した。そして新学年を迎えた難民の子供たちには、文房具品とノート・パソコン100台がプレゼントされると付け加えた。これらの援助物資は様々なNGOからのもので、パソコンはカナダの団体が用意した。西サハラ難民はアルジェリアに居候の身なので、援助物資は必ずアルジェリア赤新月社を通さなければならない。
食料危機は西サハラ難民キャンプだけではありません。 アフリカ大陸も慢性的食料危機と干ばつに襲われています。 アメリカも例外ではなく干ばつと山林大火災に襲われ続け、そのアメリカから大部分の食糧を買わされている日本の食糧危機も迫ってます。
戦争商人どもの挑発に乗って、世界戦争ゴッコをやってる場合じゃないでショッ!
(写真:新学期が訪れた西サハラ難民キャンンプの小学校(SPS提供)
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所
所長:川名敏之
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)
代表:平田伊都子
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