2012年11月16日13時11分掲載
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【燐光群公演】『星の息子』作・演出○坂手洋二 11月16日から座・高円寺1で
「人は死んだら星になる」って言ったのは、誰だっけ ……。
やんばるの空を飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ。
『天皇と接吻』『沖縄ミルクプラントの最后』につづく、
「戦後史」と「今」の集大成。
沖縄・やんばる地方では、オスプレイも飛来する米軍ヘリパッド基地建設や自然破壊に反対して、住民たちが座り込みの抗議活動をしています。いわゆる「活動家」はおらず、みんな生活者です。応援している人達もそうです。反対運動の住民たちが建てたやぐらに、女性たちが立てこもって、工事車両の搬入を身をもって遮っています。そのうちの一人、夜空とやんばるの森の樹々に囲まれ、空中に浮かぶような場所から星を見上げる女、佐和子。彼女は今年初めて沖縄に来ました。彼女は回想します。自分はどうして孤独な人生を送るようになったか。四十年前の「沖縄復帰闘争」の時代、誰と出会い、何を喪ったか。そして長い間、過去に縛られ、自分に対して禁じていた想念を、解き放ちます。それは、彼女自身の人生を取り戻す旅の始まりでした。
出演○渡辺美佐子 円城寺あや 中山マリ 鴨川てんし
川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 水津聡 杉山英之 他
こんばんは。
昨秋、放射性廃棄物をテーマにしたお芝居「たった一人の戦争」以来、度々ご案内をお送りさせて頂いております、東京の燐光群(りんこうぐん)という劇団です。
このたび、渡辺美佐子・円城寺あやを迎え、坂手洋二の書き下ろし新作『星の息子』を座・高円寺(秋の劇場17 日本劇作家協会プログラム)、愛知県芸術劇場、岡山市立市民文化ホール、AI・HALL(伊丹)にて上演します。
【東京】座・高円寺1
11月16日(金)〜28日(水)
http://rinkogun.com/Next.html
【名古屋】愛知県芸術劇場小ホール
12月15日(土)19:00開演/16日(日)14:00開演
http://rinkogun.com/Next_Nagoya.html
【岡山】岡山市立市民文化ホール
12月18日(火)19:00開演
http://rinkogun.com/Next_Okayama.html
【伊丹】AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)
12月20日(木)19:00開演
21日(金)14:00開演/19:00開演
22日(土)14:00開演
http://rinkogun.com/Next_Itami.html
<坂手洋二について>
劇作家・演出家。燐光群主宰。『くじらの墓標』『天皇と接吻』『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等、ほぼ全作品の作・演出を手がける。燐光群の作品を中心に、岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞、紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。戯曲は海外で 10以上の言語に翻訳され、出版・上演されている。劇団外の近作に、2011年、民藝『帰還』、青年劇場『普天間』がある。日本劇作家協会会長。日本演出者協会理事。国際演劇協会日本支部理事。『普天間』、『坂手洋二 II』(沖縄三部作 ハヤカワ演劇文庫)等、多くの戯曲集と評論集が出版されている。
<燐光群について>
1983年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3〜5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外 11カ国 18都市の公
演を行う。'99年『天皇と接吻』第 7回読売演劇大賞優秀作品賞、 '02年『最後の一人までが全体である』第 10回読売演劇大賞優秀作品賞、'04年『だるまさんがころんだ』第 12回読売演劇大賞選考委員特別賞。
燐光群/(有)グッドフェローズ
http://rinkogun.com/ TEL:03-3426-6294 FAX:03-3426-6594
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