2012年11月25日13時13分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201211251313460

核・原子力

【たんぽぽ舎発】脱原発をすてて、太陽の党と日本維新の会を結びつけたものは何か?  「憲法嫌い、自前の武装主義、デモクラシー無視 etc.」

 「小異をすてて大同につく」これが太陽の党が日本維新の会に合流した大義名分のようですが、維新の政策は減税日本やみんなの党に近く、いわば「小異」の二つを捨てて「大異」と組んだのは腑に落ちないとマスコミは批判しています。維新の政策である、脱原発が消えたと驚いています。TPP反対も消えました。これらは「小異」ではなく「大異」だ、と政治学者御厨貴教授が批判しています(朝日新聞11月18日朝刊)。「何が目的なのかわからない年の差婚をした、したたかな女のようだ」というコメントもあります。しかし、これだけの反感と批判を受けながらも維新の会に合流したのには、相当の理由があるはずです。(冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティ) 
 
 それが問題だと思います。周囲の反対を押し切っても一緒になったのは、お互いがよほど好きだからでしょう。両者よく似たところがあるのではないでしょうか?マスコミや学者はそこを分析してほしいと思います。 
 
 私は、両者は「憲法嫌い、日の丸・君が代好き、愛国教育好き、自前の武装主義、子供や教師の人権無視、人道主義嫌い、デモクラシー無視」という共通点があると思います。古い世代の利権付資本主義者(自民党)と新自由主義的・市場万能資本主義者(小泉自民党と民主党)が両者とも行き詰ったときに、救世主として登場しようとしている一種のファシズム(独裁主義)ではないかと思います。戦争のできる国造りが目的と思います。皆様のご批判をお願いします。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。