2012年12月08日23時28分掲載
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ITフロント
12月10日、「遠隔操作ウイルス事件とは何か?‐市民生活とインターネット 社会を考える‐フォーラムを開催
12月10日、「遠隔操作ウイルス事件とは何か?‐市民生活とインターネット社会を考える‐」を開きます。ぜひご参加ください。当日、講師の安田さんが、プロジェクターをつかい、実際に遠隔操作を見せたり、経路を隠すソフトを動かして説明してくれるということです。ネット犯罪に対してセキュリティなど技術的な対策の強化のみが叫ばれていますが、私たちは今後インターネット社会にどう向き合っていくのか、遠隔操作ウイルス事件の突き出した問題とは何か、 学習して一緒に考えたいと思います。
≪以下詳細≫
12・10 遠隔操作ウイルス事件とは何か?
‐市民生活とインターネット社会を考える‐
■とき
2012年12月10日(月)18:30〜21:00
■ところ
日本橋公会堂・第四洋室(2階)
東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目31番1号
http://www.nihonbasikokaido.com/shisetsu#access
(東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅下車6番出口徒歩2分/
日比谷線「人形町」駅下車A2出口徒歩5分)
■内容
○お話し
「遠隔操作ウイルス事件の衝撃、どう考えるか」
山下幸夫さん(弁護士)
「遠隔操作、経路隠しはどうするのか‐その突き出した問題」
安田幸弘さん(レイバーネット日本)
○質疑
■資料代
500円
■主催
盗聴法に反対する市民連絡会
連絡先
〒169-0051新宿区西早稲田1-9-19-207日本消費者連盟気付
電話090‐2669-4219
・ネットワーク反監視プロジェクト
電話070‐5553‐5495
http://www.anti-tochoho.org/index.html
遠隔操作ウイルス事件は社会に大きな衝撃を与えました。犯人は 遠隔操作ウイルスでパソコンをのっとり、所有者のIPアドレスを利用し、掲示板などに犯罪予告メールを送って、警察にパソコン所有者を逮捕させようとしました。警察はこの犯人の意図にはまって、無実のパソコン所有者を逮捕したのです。
遠隔操作ウイルス事件は、犯人の卑劣さだけではなく、捜査の基本を忘れ、全く無実の4人を逮捕した警察の捜査能力の問題も鋭く突き出しました。
いまや市民の多くがインターネットを利用するインターネット社会で、遠隔操作ウイルス事件は誰でも無実の罪を着せられかねないことを示しました。
一方、この事件が示したものはえん罪と警察の捜査方法の問題だけではないと思います。ネット犯罪に対してセキュリティなど技術的な対策の強化のみが叫ばれていますが、私たちは今後インターネット社会にどう向き合っていくのか、遠隔操作ウイルス事件の突き出した問題とは何か、 学習して一緒に考えたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
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