2013年01月05日12時29分掲載
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旅
【人びとのタイ】(7)南部タイの海はカンボジア漁船員でいっぱい 岡本和之
南部タイの基幹漁港、ソンクラー港の食堂で水揚げを終えた後の朝ビールを楽しむカンボジアの青年たち(少年といった方がいいかもしれない)。店のテレビが流しているのはクメール語のカラオケビデオ、働いているのもカンボジア女性だった。
タイ湾側のタイ船籍漁船に乗り込んでいる外国人漁船員の場合、マレー半島を南に下るに連れビルマに代わってカンボジアからの移民労働者が増え、深南部になるとほとんど彼らで占められているのではないかと思われる。
ビルマからの移民労働者は陸路でタイ湾側にやって来るが、彼らの場合どのようなルートで漁船に乗り込むのかがわからない。タイ湾の海上でカンボジア漁船からタイ漁船に乗り換えるという荒業が行われているのでは、と想像している。海にはたくさんの秘密と掟があるのだから。
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