2013年01月19日11時53分掲載  無料記事
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中国

「中国経済は回復傾向に」 スティーブ・ハンケ教授

  ジョンズ・ホプキンズ大学のスティーブ・ハンケ教授(Stev 
e Hanke:経済学)は中国経済が回復傾向にあるとニュースレターにつづっている。 
 
  ’Despite what some pessimists have been saying about China, its fourth quarter GDP growth was quite strong. This shouldn't have come as any surprise to those who were watching the money supply.’ 
 
 「中国経済の先行きを悲観的に考える人々の予測とは裏腹に、2012年の最期の四半期を見ると中国のGDP(国内総生産)成長率は非常に堅調だ。中国国内に出回っているマネーの量(マネーサプライ)に注目している人にとっては当然の結果なのだが」 
 
  ハンケ教授は詳しく知りたければ以下のリンクにあるCATOインスティテュートに書いた文章を読んでほしいと言っている。ハンケ教授はアメリカの保守系シンクタンクCATOにも寄稿している。 
http://www.cato.org/blog/china-money-matters 
  ハンケ教授によると、昨年最後の四半期の中国のGDP成長率は7.9%で、第三四半期の7.4%を上回った。ハンケ教授が作成したマネーサプライ(通貨供給量)のデータで見ると、確かに去年の年初からマネー(M2)の量が飛躍的に伸びている。 
 
  ウォールストリートジャーナルで中国経済をレポートしているアーロン・バック(Aaron Back、北京支局)氏によると、去年中国政府は地下鉄や鉄道建設などのインフラ建設に力を入れ、景気の底上げを図ったという。http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323468604578248491257898414.html 
  また米経済などの復活基調も中国経済の好転を後押ししているようだ。ハンケ教授らのレポートによると、中国経済はようやくリーマンショックの影響から脱しつつあるようだ。 


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