2013年01月30日00時08分掲載
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アジア
スタンリー・カーノウ氏死す〜ベトナムを見続けたジャーナリスト〜
ベトナム戦争を見続けたジャーナリスト、スタンリー・カーノウ(Stanley Karnow)氏が亡くなった。87歳だった。カーノウ氏には「ベトナム〜1つの歴史〜」(1983年)という750ページの大著がある。また、テレビ報道でも知られ、13時間シリーズのPBSドキュメンタリー「ベトナム:1つのテレビ史」という大作がある。ニューヨークタイムズの追悼記事では、他の多くの報道がアメリカ人の見方を中心にベトナム戦争を切り取っていたのとは対照的に、カーノウ氏は複眼で様々な角度から現実を果敢に見つめたと讃えられている。カーノウ氏はまたフィリピン報道でも知られたようである。
NYのブルックリン生まれ。1947年にハーバード大学を卒業後、パリに渡った。パリ大学で1940年代末を過ごし、パリでジャーナリストとして活動した。その後、1959年にベトナムに入る。この年、ベトナムではアメリカ人顧問が初めて殺されている。以後、東南アジアに拠点を置き、激動の時代を報じた。
■NYTの追悼記事
http://www.nytimes.com/2013/01/28/arts/television/stanley-karnow-historian-and-journalist-dies-at-87.html?_r=0
■カーノウ氏の著作
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/s?k=Stanley%20Karnow
村上良太
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