2013年02月10日15時17分掲載  無料記事
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アフリカ

世界のベタ記事から フランスが国連平和維持軍のマリ派遣を求める

   Kidalを制圧したフランス軍はイスラム原理主義勢力が支配下に置いていたマリ北部のすべての都市を制圧した。そこでフランス国防大臣のジャン=イブ・ルドリアン氏は国連平和維持軍のマリ派遣を訴えている。実際に国連安保理でも、国連平和維持軍のマリ派遣を検討し始めたとされる。ニュースソースはニューヨークタイムズ(2月1日)。 
 
  一方、ロイターによるとフランス軍は約4000人で戦ってきたが、3月にも撤退を始める見通し。もし兵力が手薄になれば周辺に退避しているイスラム原理主義勢力の攻勢が再び始まる可能性もある。将来にわたってこの地域をイスラム原理主義勢力から護っていくためには多数の兵力や資金が必要になってくるだろう。現在、国連の支援を受けて周辺アフリカ諸国が軍隊を派遣する見通しだという。 
 
  国連高官ジェフリー・フェルトマン(Jeffrey Feltman)氏は8日、「マリに対する支援は必要だが、バランスが大切だ」として、過剰な外国軍の存在が事態を悪化させるリスクについて語っている。https://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=44104&&Cr=+mali+&&Cr1= 
  ’He speculated that some parties in Mali might lose sight of the need for internal change after the military intervention. “That’s not the case; we do need to be working on the political side,” he said. “The French intervention has accelerated developments on the security side; they need to be accelerated on the political side.” 
 
  For that reason, he said, there must be implementation of the Roadmap for the political transition, recently established by Mali’s parliament, requiring dialogue at all levels, between north and south, within the north and south and between civilians and the military.’ 
 
  フェルトマン氏は外国軍の派遣によって、マリ国内の政治体制の強化が妨げられてはならないとしている。2012年にクーデターを呼んだようなマリ国内の分裂やコミュニケーションの弱さを改革し、軍と民の協力体制、そして北部と南部の関係を強化することが必要だとした。 
 
  ’Asked about a possible UN peacekeeping operation to take over from an African-led force already authorized by the Security Council, known as AFISMA, Mr. Feltman said that the decision was up to the Council, but had become more likely because of the swift French operation, which had dislodged Islamist militias from Timbuktu and other important northern cities. 
 
  “At this point the peacekeeping operation is going to come sooner rather than later,” he said, emphasizing that discussions over such an operation were focused on filling the gap between the end of the current military engagement and the point that full security could be handed over to the Malians themselves. ’ 
 
  さらにフェルトマン氏はすでに国連安保理で承認された周辺アフリカ諸国による軍隊の派遣から国連平和維持軍への移行は恐らく現実化されるだろうと語っている。できるだけ素早く、フランス軍の手からマリ国軍に軍事上の任務を移譲することが必要だと判断しているのである。国連平和維持軍はその橋渡しとなるのだろう。 


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