2013年03月07日22時46分掲載
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アフリカ
ベルモフタル容疑者の死亡写真 本人かどうか議論を呼ぶ
1月にアルジェリアで起きた人質事件の首謀者とされるモフタル・ベルモフタル容疑者がマリ北部に展開するチャド軍によって殺されたというニュースが先週土曜に入った。フランスの雑誌ヌーベル・オプセルバテゥール誌(3月5日付)によると、チャド軍兵士の撮影したベルモフタル氏の死体とされる写真はさまざまなメディアに配布され、その1つRFI(フランスの国営国際ラジオ局)がウェブサイトで公開したという。戦闘から帰ってくるチャド軍兵士が携帯電話で撮影してもっていた死体のスナップショットをRFIの特派員Madjiasra Nako氏が入手したようである。容疑者が殺害された場所はマリ北部のAmetetai Valley だと兵士らは語ったという。
写真に写された死体の男は髭を生やしており戦闘服に身を包んでいるが血にまみれているという。しかし、その写真ではベルムモタル容疑者と断定するのは無理があるとヌーベルオプセルバテゥール誌は評している。そこでDNA鑑定などもこれから行われるとされるが、フランス軍は依然、ベルムフタル容疑者の死亡を確認していないとするスタンスのようである。
■フランス24
http://www.france24.com/en/20130305-photo-proof-belmokhtar-dead
■マグレブ・デイリー
http://en.lemag.ma/Photo-of-corpse-claimed-to-be-Belmokhtar_a3529.html
■「ベルモフタル司令官は生きている」 イスラム主義者が死亡を否定 フランス軍も死亡を未確認
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