2013年03月08日11時30分掲載  無料記事
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反戦・平和

ドイツ・ドレスデンから「1945年2月13日」協会ノイツナー氏来日 空襲体験を語り継ぐ

  「1945年2月13日」協会とは、第二次世界大戦中、ドイツ東部の都市ドレスデンがイギリス軍によって空爆を受け、市中心部が壊滅的し、少なくとも2万2700人が犠牲となった日を次世代に語り継ぐ記憶継承活動をしているグループである。その協会の創立者であるマティアス・ノイツナー氏が、2011年来交流を続けている和・ピースリングの招待で来日し、3月13日に大阪で、3月16日に東京で「空襲体験をどう継承するか」と題して講演する。(加藤〈karibu〉宣子) 
 
 この催しは、2月16日から4月7日まで江東区の東京大空襲・戦災資料センターが主催する特別展「空襲を伝えるドイツの都市(まち)」の一環として行われる。企画制作の和・ピースリングは、昨年東京大空襲体験者とともに、ドレスデン・ベルリン・ハンブルクを訪問し、それぞれの都市で交流会を持った。その時に撮影された80点余りの写真と、ドレスデンから借り受けた当時の死亡証明書や尋ね人のポスターなど資料を展示している。 
 
 ノイツナー氏は1960年生まれ。1987年、ドレスデン空襲の証言記録・継承団体を設立。ドレスデン空襲の死者数調査委員を務めた。東京での講演では、ドレスデン空襲被害の最新データ、「1945年2月13日」協会の歴史、東ドイツでの空襲被害者の補償、今課題になっていることなどを話す予定で、80年代からドレスデンと交流を持ってきた、資料センター館長の早乙女勝元氏と対談をする。 
 
 3月23日には、ドレスデン生まれの作家、エーリッヒ・ケストナーの作品を楽しむ親子イベントも企画されている。合わせて、展示された写真を収めた図録(500円)も販売している。特別展および講演会の入館料は一般300円、中高生200円。 
 
▽「空襲体験をどう継承するか -ドイツ・ドレスデンからゲストを招いて」 
会場: 大阪市立中央会館 ホール 
日程: 2013年3月13日(水)13:30 
 
会場: 東京大空襲・戦災資料センター 
日程: 2013年3月16日(土)14:00 
 
▽「ケストナーを知っていますか? -ドレスデン生まれの作家、ケストナーの作品を楽しむ」 
会場: 東京大空襲・戦災資料センター 
日程: 2013年3月23日(土)14:00 
 
毎日の様子など詳細は 
http://blogs.yahoo.co.jp/dresdenberlinhamburg 
 
問合せは、東京大空襲・戦災資料センター 03-5857-5631 
http://www.tokyo-sensai.net/for_visitors/index.html 


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