2013年03月30日03時55分掲載  無料記事
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市民活動

憲法を考える映画の会   花崎哲

  「憲法を考える映画の会」ご案内  2013年3月16日 
 
   2012年12月の総選挙の結果、安倍政権が誕生し、この夏の参議院議員選挙までは大人しくしているが、参院選で多数を取ることができれば一気に改憲に向かうと言う話がまことしやかに語られ、その動きも着々と進められています。国会議員の多くが何らかの形で憲法改正に賛成しています。そうした動きに対して大きな危機感を抱いている人もまた多いと思うのですが、その声や動きはまとまったものとしてなかなか伝わってきません。 
 
   こうした中、自分たちに何かできることはないかと考え、それは自分たちの考えていることを話し、伝えていくことではないかと考えました。そこで表題のような「映画の上映と話し合いの会」を企画しました。またこうした会を夏まで何回か続け、同じような「映画を見て憲法を考える会」をあちこちでひらき、憲法について考えていることを話し合える場をつくれるようにしたいと思っております。 
 
  つきましては、より多くの方に映画を見て考える機会をできるように、この映画会をご紹介いただきたく資料とともにお送りさせていただきます。なにとぞよろしくお願いします。 
 なおこのほか、憲法についてみんなで考えられる映画や本などについてご説明できる資料を用意しています。お声をかけていただければと思っております。 
 
  第1回「憲法を考える映画の会」 
 
■4月6日(土)14時〜16時 
■婦選会館2階会議室(渋谷区代々木2-21-11)TEL03-3370-0239 
 プログラム:映画「戦争をしない国日本」 
 連絡先:090-1261-5434 花崎哲 
 
 
*2013年4月6日(土)を第1回として月1回のペースで6回続けていくことを目標にしています。 
 
※50人〜100人程度の集まりから始めますが、同じような映画を使った話し合いの会が各地で催されることを願っています。 
 
※準備会や上映会当日、参加できなくても一緒に準備できる方はお知らせいただければ、会の進め方とその準備の分担をご連絡しながら一緒に取り組んでいきたいと願っています。 
 
  「憲法を考える映画と話し合いの会」について 
 
  私たちは1982年〜1984年「戦争を考える映画の会」というそれぞれのテーマをもった映画を一緒に見て、話し合う集まり(会合)を12回ほど続けました。 
  その前の年1981年に亡くなった市川房枝さんが、最晩年に遺した映画の中で「今一番若い人に伝えたい」こととして、当時のきな臭くなってきた時代の状況に対して「戦争への道を許さない」ということを強く話されていたのを胸に残っていたからです。市川房枝さんが生涯を通して作り上げてきた運動に学んで、少しでも自分たちに出来ることから始めようと行動を始ました。 
 
  いま、市川房枝さんの成し遂げた運動、取り組んできた活動を見直してみると、そこには憲法という理想の実現があることに気づきます。 
  女性差別をはじめ、あらゆる差別を許さないという「基本的人権」に対する取り組み、立法主義に基づく真の民主主義を、政治参加、政治教育によって実現するという「国民主権」、そして戦争のない世界全体の平和をめざすという「戦争の放棄」の憲法の三つの基本原則がそこにありました。 
 
  ところが今その憲法を変えようという動きが国会議員の大部分を占めています。これからの半年のこうした状況に対して、私たちはもう一度何をなすべきかをもう一度考え、そこから行動を始めたいと思います。知っている人はわかっていない人に話し、知っていることを伝え、考えていることや意見を出し合い、納得して一緒にそれを声にして、状況をより良いと思う方に変えていく力にしていこうと考えました。私たちが出来る方法として、憲法について話し合う場をもち、憲法について考えるためにこうした会を計画しました。 
 
プログラムの概要 
■第1回 4月6日(土)14時〜16時 映画「戦争をしない国日本」 
    会場:婦選会館2回会議室(新宿区代々木2-21-11) 
■第2回 5月  映画「八十七歳の青春」 
■第3回 6月  映画 「日本国憲法」 
■第4回 7月  映画「日本の青空」 
■第5回 8月  映画「ベアテの贈り物」 
■第6回 9月  NHKスペシャル「日本国憲法誕生」 
 
■ご紹介いただきたいポイント 
 
1)だれでも、どこでもできる『憲法を考える映画の会』をつくる 
(ア)映画を使って人を集め、憲法について話し合える場をつくります。連続上映会にすることで、持続して、またあちこちで催せる会にしていきます。 
(イ)まず2013年4月6日(土)を第1回として、月1回のペースで6回続けていくことを目標にします。 
(ウ)50人程度の集まりから始めますが、同じような映画を使った話し合いの会が、各地でいろいろな場でつくられることを願っています。 
(エ)上映会当日、参加した人に、一緒に次の会の準備や他での会をやっていける人に呼びかけ、拡げていきます。 
 
2)憲法についてみんなで考えられる映画のリストをつくる 
(ア)憲法をはじめ、戦争と平和の問題、核や原発の問題、人権や環境の問題など、映画会に使え、映画を見て、みんなで考えられる憲法を考える映画リストをつくり配ります。 
(イ)自分たちの「映画の会」を実際にやってみてどのような話し合いができたかをお知らせして「映画の会」の仲間を増やします。 
(ウ)そうした「映画と話し合い」の会を開く開き方夜会の進め方を盛り込んだ上映会マニュアルをつくり、紹介していきます。 
 
3)仕掛け人は市川房枝さん 
(ア)準備会をつくったのは、市川房枝さんの選挙のお手伝いなどをした当時の「若者」です。市川さんが亡くなった後、自分たちにできることは何かと考え、当時「戦争を考える映画の会」という連続上映会を催したメンバーです。 
(イ)市川さんの日本国憲法に対する考え、平和や人権に対する考えをもとに、何か自分でできることから始め用としたのがこの映画会です。 
 
4)憲法を変えようとしている人は、どのような国にしたいと思っているのでしょうか? 
(ア)たとえば「自民党憲法改正草案」は、どんな国にしたいのか、何をしたいのかを具体的なイメージにして、それで良いのかを問いかけていきたいと思います。 
(イ)日本国憲法は、どのように国民の間で大切にされてきたのか、世界から評価されてきたのか、国民が守ってきたから変えられなかったという認識を明らかにします。 
(ウ)憲法は国民のものであって人権を守るためのものと言う認識を広めていきます。 
 
花崎哲(映画製作者) 
*会社の仕事とは別に、個人的に仲間を募っての会です。 
 
以下は過去の記事から。 
 
■記録映画『八十七歳の青春〜市川房枝生涯を語る〜』 上映会を終えて 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201102160016313 
■故・市川房枝議員の記録映画を参議院議員会館で上映 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201101311442201 
  「故・市川房枝参議院議員を描いたドキュメンタリー映画が2月10日、参議院議員会館で行われる。2月11日は市川氏の30周忌の命日に当る。ドキュメンタリーを制作した桜映画社の花崎哲氏から案内が届いた。」 


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