2013年04月17日13時24分掲載
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遺伝子組み換え/ゲノム編集
遺伝子組み換えと農薬で最大手の多国籍企業モンサントとダウが提携 印鑰智哉
まったく悪の提携そのもの。モンサントとダウがクロスライセンスの協定を結ぶ。
ダウの枯れ葉剤(2,4-D)耐性とFOPs(これまた除草剤耐性)のトウモロコシの技術とモンサントのBtに代わるCorn Rootworm IIIという害虫駆除の技術を互いに使えるようにする、と。
要するにこれまでの2大遺伝子組み換え(除草剤ラウンドアップとBt毒素による殺虫機能)が効力を失ったということで、枯れ葉剤やらなにやらさらに毒性のあるものを持ち出してきた、しかも1社では対応できずに遺伝子組み換え企業連合でそれをやっていこうという動き。
しかし、そうやってもこの遺伝子組み換えのモデルでは草や虫に耐性がつくのを止めることができないだろうからこれらの寿命が尽きるのにさほど時間がかからないだろう。その間に環境の汚染、遺伝子の汚染、耐性のない動植物の死滅、どこまで自然を傷つければ気がすむのか。
http://www.bloomberg.com/news/2013-04-11/monsanto-dow-strike-seed-deal-to-thwart-rising-resistance.html
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