2013年05月02日12時07分掲載
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労働問題
あのユニクロも進出するバングラディシュで縫製工場が倒壊、多数の死傷者発生 「縫製労働者の権利を守る国際署名」に賛同を
バングラデシュで、4月24日に5つの縫製工場が入居した8階建てのビルが倒壊し、何百人という衣服労働者が死傷しました。バングラデシュ最悪の労働災害です。アジアの最貧国と言われたバングラデッシュは近年、縫製産業が盛んになり、その製品は日本や米国などに輸出され、日本からもユニクロなどが進出していますが、一方で、同国の縫製産業で働く労働者(多くは女性)は、低賃金で、劣悪な労働環境の下に働かされているといわれます。このような労働災害も頻発しています。労働組合への加入も抑圧されているといわれます。グローバル・ユニオンのインダストリオールと同バングラデッシュ評議会は、バングラデシュ政府が300万人の衣服労働者に対し、結社の自由を保障し、建造物・火災対策の改善と最低賃金を保障する緊急対策を求めています。
この諸要求を支持するあなたのメッセージを、バングラデッシュ首相と労働・雇用大臣に送る国際署名が呼びかけられています。
以下、国際情報ネットワーク「レイバースタート」からの要請です。日本語で簡単に署名できます。
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●バングラデッシュの衣服工場を安全にせよ
4月24日に5つの縫製工場が入居した8階建てのビルが倒壊し、何百人という衣服労働者が死傷しました。
このラナ・プラザでは前日に大きなひびが建物に見られ、退避命令が出ていました。ビルと工場の所有者はこの警告を無視し、ビルが崩落するまで操業を強行さ せていたのです。
バングラデッシュで最悪となるこの労働災害は、百人以上の衣服労働者が死亡した二つの工場火災事故のわずか数ヵ月後に起きたのです。
同国の衣服労働者の月給は最低賃金の38米ドルで、労働組合に加入しているものは1%以下です。今の労働法では、労働者が組合に入り、安全な職場と賃金・労働 条件のために闘うことはできないのです。
グローバル・ユニオンのインダストリオールと同バングラデッシュ評議会は、政府が300万人の衣服労働者に対し、結社の自由を保障し、建造物・火災対策の改善と最低賃金を保障する緊急対策を求めています。
この諸要求を支持するあなたのメッセージを、バングラデッシュ首相と労働・雇用大臣に今すぐ送って下さい。
http://www.labourstart.org/sendy/l/xWUcy8921sp6XgzD8BGrNktA/Fs28OrYI763uPCZvT5MRypBw
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