2013年05月30日01時41分掲載
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コラム
転移じゃないみたいです(\^o^/) 信友直子
虎の門病院乳腺外科の
三浦先生のところに行ってきました。
腹部エコー検査で
肝臓に10ミリの黒い影(高エコー斑)
が2つあることが分かったので
相談に行ったのです。
もともとは
半年前に腎臓に見つかった影が
大きくなっていないかを調べるための
検査だったんだけど
腎臓の影が大きくなってなかった代わりに
肝臓に高エコー班が2つ見つかって
腎臓担当の泌尿器科の先生が
「うちでは肝臓は診られないから
ぼくから(肝臓担当の)消化器内科を紹介しようか?
それとも三浦先生のところにいったん戻って
三浦先生から紹介してもらう?」
とおっしゃったので
え!? いきなり消化器内科って…?
それってわりと緊急事態なの?
もしかして肝臓に転移ってこと?
とちょっと焦ってしまい…。
「三浦先生のところに戻って相談します」
そう言ってはみたものの
それからずっと不安だったのです。
それにしても
三浦先生人気ありすぎ。
7月まで予約いっぱいだったから
予約なしで行ったら
4時間待ちだった(^^;)
で…結果は。。。
すごく明るい口調で
「気にすることないと思うよ」
と言われて気が抜けました(^^)
三浦先生いわく
乳がんは肝臓に転移しやすいのは事実だけど
がんは高エコー斑(黒)じゃなく
低エコー斑(白)として現れることの方が
断然多いらしい。
だから2つとも悪性のものではなく
血管腫(血のかたまり)じゃないかと。
「気になるんだったら
7月くらいに血液検査してみる?
腫瘍マーカーとか肝機能の数値が分かるから」
そう言われて
あ〜血液検査するのも
今すぐじゃなくて7月でいいんだ…。
そう思ったら
急を要する事態じゃないって
はっきり分かった。
三浦先生の
この「軽い」というか
根っから「陽」な感じの応対が
(賛否両論あるとは思うけど)
私はすごく好き。
「がん」という
死と直結する病を抱える身としては
先生の明るさにすごく救われる。
がん患者ばかりと
毎日顔を突き合わせていて
よくこんなに
いつも陽気でいられるなあって
先生に会うたびに感心する。
私だったら
患者の負のオーラを吸いまくって
あっという間に
心の病になっちゃうのがオチだもん。
先生はきっと
たとえば患者を元気づけるために…とか思って
意図して明るくふるまってるんじゃなくて
天然の「ごきげんさん」なんだと思う。
それはきっと
自分の仕事が好きで
自信と誇りに満ちあふれてるから
自然と機嫌良くいられるんだろうな。
先生を見ていると
ホントに乳腺外科医の仕事が好きなんだなぁって
ひしひしと伝わってくるし
めちゃ忙しいと思うのに
ホントに楽しそうにやってるからすごい(^^)
私5年半前の初対面の時から
三浦先生の
仕事に対する揺るぎない自信と
私が聞いたことには何でも
納得するまで根気強く答えてくれる
サービス精神に惹かれて
この先生になら
自分の生き死にを託しても
後悔しないだろうな…と直感した。
だから
今どき珍しいと思いますが
セカンドオピニオンも受けずに
ずっと三浦先生ひとすじです。
がんの患者さんで
いいドクターを探して
難民みたいになってる人も
多いって聞くけど
私は心から信頼できる主治医がいて
本当に幸せだと思う。
今回の肝臓の影の件だって
三浦先生に大丈夫だって言われたら
なんか不思議と
大丈夫な気がしてくるんですよね(^^;
万一悪性のものだったと
後で判明したとしても
そう思わないで過ごせた何か月間が
あっただけで良かったな…と思えそうだし。
そういう意味では三浦先生は
今の私にとって
いなくなったら一番困る人かも。
超多忙だとは思うけど
過労で早死になんて絶対しないで
私が死ぬまで
主治医でいてほしいです。
そう言えば
最近また私
トレーニングにハマっていて
ついつい追い込み過ぎるから
肉体的に疲労が溜まっていると
再発とか転移につながるんじゃないかって
ちょっと怖くなっていたところだったので
先生に聞いてみた。
「疲れすぎるまで運動するのはダメですよね?
ちょっとセーブした方がいいですかね?」
と相談したら
「アスリートのがん再発率が
一般の人に比べて高いってデータはないから
大丈夫なんじゃない?」
さらっとこう言われて
やったぁ! と思った(^^)
実は今
筋トレの効果が出てきて
どんどん身体が変わってきてるので
すごく楽しくなっちゃってるんです。
当面の目標は
体脂肪率を10%台前半にすること。
あんまり少なくなっても
女らしさがなくなっちゃうからね。
三浦先生のお墨付きももらったし
今日もトレーニングがんばろうっと☆
〜TVディレクター信友直子の乳癌日記から〜http://nobutomo1214.blog8.fc2.com/
信友直子(ドキュメンタリー・ディレクター)
■【テレビ制作者シリーズ】(10) ふとした言葉が伝える心模様を描き出す信友直子ディレクター
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201003060001216
「昨年12月6日、「おっぱいと東京タワー〜私の乳がん日記〜」と題するドキュメンタリーが放送されました。フジテレビ「ザ・ノンフィクション」です。ディレクター信友直子さんが自分の乳がん体験を描いた記録です。独身で45歳の信友さんはその頃、悪運の連続でした。43歳で子宮筋腫、44歳ではインドの列車事故で骨盤骨折、そして今回の乳がんと3年連続で病気や怪我に襲われます。列車事故から丁度1年目の日に乳がんが見つかり、さすがに運が尽きたかもしれないと恐怖で一杯になったそうです。
「10年ぐらいしか生きられないとしても子どもがあるわけじゃないし・・・でもやっぱり死ぬとなると怖い」」
■テレビを見る 信友直子
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201209032221461
「NHKのドキュメンタリーで久々に号泣しました!
これを書いてる今もまだ胸がいっぱい。。。」
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