2013年06月15日01時39分掲載
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米国
ロシアの声「個人情報を提供した米IT企業はドイツ司法大臣に明確な回答をせず」
ヴォイスオブロシアによると、米IT企業が米当局に提供した欧州人の個人情報に関して、ドイツ司法大臣がマイクロソフトとグーグルの代表と話したものの、核心部分はぼかされたままに終わった。
’Justice Minister Sabine Leutheusser-Schnarrenberger said in a statement afterwards that there had been "no concrete answers" given by the representatives of the Internet giants at the meeting.’
ドイツ側は司法大臣のSabine Leutheusser-Schnarrenberger 氏が米IT企業代表と話し合いに臨んだ。今大問題になっているこのPrismと呼ばれる、IT企業を通じて極秘に個人情報を収集していたプロジェクトについては来週、オバマ大統領とメルケル首相との会談でも話し合われる模様だ。
■エシュロン
Prism以前に米国と英国が協力して構築されたと言われているエシュロンという個人情報極秘収集システムがあるとされる。欧州議会でも議論の対象となっている。ウィキペデイアには以下の記述がある。
「1980年代から90年代初頭における、アメリカ政府の度重なるダンピング提訴や、日本企業とアメリカ企業との間の受注合戦や訴訟合戦において、アメリカの国益を守るために、三沢飛行場、ワシントン州、ニュージーランド、オーストラリア、香港(現在は撤去)のエシュロンをフル稼働させた可能性があり、それが日本の企業活動に大きな損害を与えたとされる。」
このような情報収集プログラムは一見、テロリスト対策が目的とされるが、裏では国益を賭けた経済上の競争に使われている面があるという指摘もある。
■「エシュロン」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%83%B3%E2%80%95%E6%9A%B4%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%85%A8%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9B%97%E8%81%B4%E7%B6%B2-%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AE%E6%B7%B1%E5%B1%A4-%E5%B8%82%E6%B0%91%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%8F%E5%80%89-%E5%88%A9%E4%B8%B8/dp/4822802558
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