2013年06月18日14時09分掲載
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米国
アメリカの政治風刺漫画
アメリカのベテラン風刺漫画家、ウォルト・ハンデルスマン(Walt Handelsman)は今も旺盛に1コマ漫画を発表している。5月に発表された1枚はまさに絶大な米大統領の権力を描いている。
http://www.newsday.com/opinion/walt-handelsman-1.812005/drones-1.5325909
オバマ大統領の記者会見の場。記者たちは様々な質問内容のメモを持って待ち構えている。AP記者の通話記録の極秘収集、リビアのベンガジ事件、IRSスキャンダルなど。壇上に上がったオバマ大統領が問いかける。
「よろしい・・・最初に誰が質問したいかな?」
記者たちはぎょっとしている。大統領の後ろに無人攻撃機ドローンが控えていて、大統領がリモコンを手にしているのである。
アメリカの大統領は国連でも裁くことができない絶大な権力を手にしている。メディアはシリアやリビアやイラクの政治指導者についてはぼこぼこになるまで批判しても米大統領はほとんど批判の対象外だ。しかし、冷静に考えてみると米大統領のやってきたことにはかなりの疑問がある。だから、漫画家はその姿を1枚の絵に映そうとする。
意味のないイラク戦争を始めたジョージWブッシュ大統領について、こんなジョークがある。
閻魔大王の前にジョージ・W・ブッシュ大統領が立たされている。
大王「で、イラクから大量破壊兵器は出てきたのかね?」
ブッシュ「大量破壊兵器はともかく、サダム・フセインは出てきましたよ。なんと穴の中にいたんです!!」
サダム・フセイン元大統領は縛り首にされたが、ブッシュ元大統領は余生を楽しんでいる。米大統領を裁けるのはもはや閻魔大王くらいなのだ。
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