2013年07月23日12時31分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201307231231162

橋本勝21世紀風刺画日記

206回 日本、しかも皇室を1人の女性が変えるかも・・・・・!?

前回は首相夫人の安倍昭惠さんでしたが 
今回は次の皇后たる雅子さん 
だが絵には雅子さんは登場していない 
美智子さんと良子さんという、今とその前の皇后が 
ウーマン・リブのプラカードをかかげているという過激な絵だが 
実はこの絵、わたしが1972年に描いたもの 
当時、アメリカで活発だった女性解放を求める 
ウーマンリブの運動が日本にも波及 
それが皇室にもおよんだ!!という皮肉をこめたもの 
そう、雅子さんの「適応障害」をめぐる問題は 
天皇制がもたざるをえない非人間性を明らかにするものである 
雅子さんの弱さが「適応障害」にぬすびついたのではなく 
彼女の豊かな感受性と自分を偽ることのできない強い主体性が 
2人の先輩のたる皇后のようには 
皇室という束縛に耐えられなかったのだと思う 
皇室に嫁がなければ外交官として優れた能力を発揮し 
世界をと飛びまわっていただろうに 
気の毒というしかない 
私が天皇制に強い疑問をいだかざるをえない最大の理由は 
皇室の人には人間としての基本的な人権がないということである 
雅子さんの「適応障害」という問題は 
彼女の人間解放、希求、必死の訴えに他ならないことを 
明らかにしたのである。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。