2013年07月25日22時28分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201307252228134
市民活動
第5回「憲法を考える映画の会」〜GHQ草案の手本を書いた学者を描く劇映画『日本の青空』〜
暑い夏、お元気でお過ごしでしょうか?私たちは「夏の参議院選挙までに少しでも多くの人が憲法について考える機会を」とめざしてきましたが、その結果は予想通り残念なものでした。
でも負けてはいられません。これからが本番です。おそらく表向きはしばらく憲法改定の話から離れ(たかのように見せ)て集団的自衛権とか、TPPとか、秘密保全法、原発再稼働への動きとかありとあらゆる形で着々とあの「自民党憲法草案」でめざしているような、彼らが国民の支配をやりやすい国、社会にしていく歩みを進めて行くことと思います。そうした動きはすべて憲法に結びついています。
わたしたちは、これまで以上に粘り強くそうした動きに異議をとなえ、それを許さない意識を拡げていくためにも、憲法やそこに関わるいろいろな課題について認識を深めて行かなければならないと思います。
そうした意味で、「憲法を考える映画の会」を続け、また拡げていって、みなさんが思っていること、考えていることを話し合いながらそれぞれの力にしていきたいと思います。是非、8月、9月の会もいらっしゃって下さい。
第5回「憲法を考える映画の会」
第5回「憲法を考える映画の会」は、GHQ草案のお手本となった憲法研究会の鈴木安蔵を中心に、その過程を描いた劇映画『日本の青空』を見て、日本国憲法の原点を考え今の問題を話します。
私たちは昨年12月に自民党政権が「憲法改正」を再び声高に唱えるようになって以来、それを許してはならないと「憲法を考える映画の会」という映画を見て憲法について話し合う会を4月から1回開いてきました。前回の映画の会ではTVドキュメンタリー番組『日本国憲法誕生』、9月にはGHQの憲法草案作成に携わったシロタ・ゴードン・ベアテさんの証言を元にした『ベアテの贈りもの』を予定しています。
これらとも合わせて、この『日本の青空』を見て、日本国憲法誕生の原点についてもう一度考え、このかけがえのない大切なものが失われようとしている危機にある現在、自分たちが何をしたら良いかを話していきたいと考えています。是非ご参加下さい。またご紹介よろしくお願いします。
■ 8月10日(土)14時〜17時
■ 婦選会館2回会議室(渋谷区代々木2-21-11)
TEL 03-3370-0239
プログラム:映画「日本の青空」(123分)
「憲法を考える映画の会」は、3月に準備を始めるときにとりあえず9月まで月1回6回のプログラムを決めて始めました。
今、準備会ではその後をどうするかについて話し合っています。映画を見て、その後それぞれ憲法について考えていることを話し合う、話し合うことで憲法についての認識が深まっていくと言うことで、他にあまりないユニークな会になったかと思います。これからどんなふうに進めていったら良いか、についてもご意見をいただければ、とてもうれしく、またいろいろ考えていきたいと思います。
■ 懸案だった「憲法を考える映画のリスト」を実現したいと思っております。この会の話し合いを通して、原発も、沖縄も、安保も、人権も、核も、福祉も、医療も、市民運動も、アジアはじめ国際政治の問題もみんな憲法に関わり問題だとあらためて認識を深めました。これまでみなさんが見たことのある、あるいは聞いたり、知っている映画でこうしたさまざまな問題について考え、みんなで話し合えるような映画をご紹介いただけませんか?
リストをつくってどこの行けばそれらの映画を見ることができるか、活用できるかを調べ、「映画の会」で上映したり、同じようなことをめざしている他の会や団体にも紹介するようにします。
■そうした情報案内もどんどんお伝えしていきますので、Facebook[「憲法を考える映画の会」をご覧下さい。
(Facebookに加入していない方でも「検索」から入れると思います)またお知り合いにもご案内下さい。
「第5回憲法を考える映画の会」の印刷した案内チラシができあがりました。お知り合いに紹介いただける方は、枚数をお知らせいただければ、郵送でお送りします。(次回は少し早めに準備できたので、みなさんのご協力を得て紹介野案内を拡げていきたいと思います)
花崎哲
主催:戦争を考える映画の会
E-mail: hanasaki33@me.com
■映画「日本の青空」(大澤豊監督作品)
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.php
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。