2013年08月21日14時39分掲載
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ITフロント
新手のフィッシング詐欺 2 〜三井住友、三菱東京UFJも警告〜
8月16日、三井住友銀行もウェブサイト上でユーザーに警告を出した。インターネットバンキング(SMBCダイレクト)のユーザー向けだ。
「SMBCダイレクトにログインした直後等に、当行の画面を模倣した不正な画面を表示し、暗証番号等お客さまの情報を入力させようとするコンピュータウィルスの発生が確認されました。SMBCダイレクトをご利用する際には、アンチウィルスソフトが最新の状態に更新されていることを必ずご確認ください。」
http://www.smbc.co.jp/security/popup.html
ここにあるように、SMBCダイレクトにログインしたにも関わらず、不正な画面が表示され、ユーザーの個人情報がネット上から盗み取られてしまう恐れがあると警告しているのだ。その原因としてコンピューターウイルス感染が挙げられている。
前回、新手のフィッシングの手口を紹介したが、これも新手のものだろう。怖いのは偽サイトにアクセスして被害にあうのでなく、最初は本物のウェブサイトにアクセスしたにも関わらず、コンピューターウイルスによって、ただちに偽画面がすぐに表れてうっかり本物と思って暗証番号などを入力してしまうことだ。
■新手のフィッシング詐欺日本上陸 MITB(マン・イン・ザ・ブラウザ)型への対策 欧米では被害多発
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201308200225112
■三菱東京UFJ銀行の警告(8月2日)http://www.bk.mufg.jp/info/phishing/20130802_ib_ransuu.html
「インターネットバンキングのログイン時に、当行の画面に酷似した偽画面を表示させ、お客さまの情報を不正に入手するコンピューターウィルスが発生しています。 すでに不正な振り込みが多数確認されておりますので、本ページをよくお読みいただき、インターネットバンキングをご利用の際にはウィルス対策ソフトを必ずお使いください。また、以下のような偽画面が表示された場合は絶対に入力しないでください。 」
■相談窓口 独立行政法人「情報処理推進機構」
http://www.ipa.go.jp/security/anshin/
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