2013年08月21日18時48分掲載
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アジア
世界のベタ記事から 〜韓米軍事演習始まる しかし北朝鮮のマイルドな報道姿勢〜
今週月曜から韓国軍と米軍の共同軍事演習が始まった。演習には韓国軍５万人、米軍３万人が参加するとされ、１２日間続けられる。通常、韓米軍事演習が始まると、北朝鮮メディアは北朝鮮への侵略準備の開始だとして強く非難している。ところが、今回は非難こそしていても口調が和らかだ、とニューヨークタイムズは見出しを含めて１３行のベタ記事で報じた。
それでは北朝鮮と韓国・米国との関係はいったいどうなっていたのか？両国は１９５３年に結ばれた朝鮮戦争の休戦協定以来、平和条約は未だ締結していない。だから、法的には休戦しているだけで、南北の戦争は継続していることになる。以前もニューヨークタイムズでは短いベタ記事で報じられていたが、北朝鮮は米国に対して平和条約締結を希望すると言っている。だが、今までその提案は受け入れられていない。
最近の南北関係を振り返れば２月１２日に北朝鮮で核実験が行われたことを受けて、それに対する国連制裁や韓米軍事演習が行われて以後、南北の関係は悪化していた。ケソンの開発特区も閉鎖を余儀なくされ、韓国人は帰国を余儀なくされていた。
しかし、ここに来て関係改善の兆しが出ているようだ。その証がいつになく韓米軍事演習に対する北朝鮮のマイルドだ非難口調だという。
北朝鮮は９月から朝鮮戦争以来引き裂かれている家族が再会することを認めた。これは２０１０年にストップして以来３年ぶりの再会となる。韓国側が北朝鮮に家族の再会ツアーを再開したい旨申し入れたのを北朝鮮側が認めたのである。さらに今春、韓国人が追い出されたケソンの開発特区も再開されることに先週決まった。そこには１２３の韓国の工場がある。これらの情報はBBCの情報に基づいている。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-23728975
■「朝鮮戦争の終結」を希望 北朝鮮の外交官が米に提案 （２０１１年９月の記事から）
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