2013年09月20日04時55分掲載
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コラム
人工透析を拒否して10年 奇跡のレシピ 鬼塚 忠
昭和50年ころまで、腎臓の働きが衰えると、そのまま腎不全になり、人は死ぬのを待つばかりでした。それが昭和50年ころから人工透析を一般患者でも治療が可能になり、生きながらえることができるようになりました。当時この医学の進歩は喝采されました。
しかし、現在は人工透析者は現在30万人を越えウナギ登りです。
http://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2013/p003.pdf
そして人工透析に対する国の負担が年間1兆円にもなったのです。すごい数字になってきていて、もう耐えきれなくなってきています。
しかし腎臓の働きが落ちたら人工透析以外方法はありません。
死なない方法が見つかったのですからその治療法にすがりつきます。
いったん腎臓の働きが悪化すると、回復することはあり得ないと言われています。なのでその数値が出ると必然的に人工透析治療に回されます。患者はその方が楽になりますし、医者にとってもその方が点数稼ぎにもなるんだそうです。
私の知人にLさんという女性がいます。 腎臓の働きが悪くなり、人工透析治療を言い渡されました。「そうしないと1年以内に死ぬ」と。しかしその女性はその人工透析治療を拒否してきました。彼女は拒否してもう10年になります。
彼女は医者ではないものの、医学書を読み自分なりの考えをまとめています。食事を完全に改善し、ミネラルを摂り、動物性たんぱく質を摂らないようにします。その食事をどんなものかと、私は先日食べに行きました。稗(ひえ)とか粟とか、なんだか古代人のような食べ物でした。「これで10年間生きました。数値は上がってはいませんが下がってもいません」と言われました。
このレシピを本にしたいと思っています。しかし市場の小さな人工透析の話、どうにかならないかと頭を悩ませています。社会のためになる本なのですが。さらには日本の治療費も下げられる。
どこか引き受けてくれる出版社はないものでしょうか?最近そんなことに悩んでいます。
鬼塚忠 (作家・出版エージェント)
「アップルシード・エージェンシー」代表
http://www.appleseed.co.jp/
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