2013年09月29日08時51分掲載
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国際
オバマ大統領とロウハニ師
ルモンド紙には'Coup de fil historique entre Obama et Rohani' (オバマ大統領とロウハニ師の歴史的電話)というタイトルのほぼ1ページにわたる記事が出た。これは国連総会に出席した後、帰国のため空港に向かうイランのロウハニ大統領とオバマ米大統領が金曜、電話で15分ばかり直接話をしたことを指している。
歴史的、と銘打ったのは両大統領が直接話をするのはイランのホメイニ革命のあった1979年以来のことだからだ。オバマ大統領が電話で話したのは27日、金曜午後2時半のことで、1時間後、そのことを記者発表している。そしてロウハニ師に電話をしている時の写真を撮らせている。この時の写真がルモンド紙に大きく掲載されている。
ただし、オバマ大統領は直接会って会談することを避けた。ル・モンド紙によると火曜日に直接会うこともできたようだ。ルモンド紙によればオバマ大統領がロウハニ師と直接会うことを避けた理由はテヘランの反応を見極めてから、さらに対話を進めることを考えたからだと解釈している。今回、ケリー国務長官とイランのMohhamad Javad Zarif外相が話し合ったイランの核兵器開発に関する事柄をロウハニ師がテヘランに持ち帰り、ハメネイ師ほかイランの最高指導部が実際によしとするか、それを1つの宿題とするためだという。従って、オバマ大統領とロウハニ師との対談があるとすれば、それを踏まえた上での次の段階となるだろう。
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