2013年10月18日06時59分掲載  無料記事
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欧州

ロマ(ジプシー)は国に統合可能か?〜フランスで議論白熱〜

  かつてジプシーと呼ばれ、最近ではロマと呼ばれる流浪の民がフランスで議論を呼んでいる。ルモンド紙でも、2ページに渡る大きな特集が組まれた。そのタイトルは'La France face a l'integration des Roms'(ロマの統合に直面するフランス)。 
 
  ロマの問題が浮上したきっかけは欧州連合拡大にともなって、ルーマニアとブルガリアからロマが多数、フランスに流入してきたことだった。その数はルモンド紙によると推定1万5千人から2万人にのぼる。ロマのキャンプを解体する作業はサルコジ政権時代から続けられてきているが、オランド大統領のもと、社会党政権のマニュエル・ヴァルス(Manuel Valls)内務大臣も「ロマをフランス国家に統合することは無理。生活習慣があまりにも違っているからだ」と発言したという。ロマの存在は付近住民とのあいだに軋轢を呼び起こす、とヴァルス内相は考えているようだ。 
 
  ロマの移住問題は、最近起きた地中海のランペドゥーサ島付近でのアフリカからの移民の大量遭難事件とともに、欧州の移民政策を揺さぶっている。そして、移民受け入れと排斥で議論も白熱している。これらのテーマは来年3月の地方議会議員選挙にも反映するものと見られている。 
 
 
■フランスからの手紙17  フランスとロマ  〜ロマの強制送還を考える〜 (2010年の記事)    パスカル・バレジカ 
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■フランスのロマ(ジプシー) 次々と追い立てられる 
(2012年の記事から) 
 
  ハフィントンポスト仏版は8月30日、さらにフランスでキャンプを撤去させられているロマ(ジプシー)の続報を出している。見出しは「Creteilの64人のロマのキャンプが撤去させられる」先日のEvryに続く行政措置である。マルセイユではおよそ100人のロマが追い立てを食ったとされる。 
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■パリ近郊でロマ(ジプシー)がキャンプを撤収させられる 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201208272118271 


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