2013年10月27日00時50分掲載
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労働問題
パリでセックスワーカーがデモ行進 「セックスワークも労働だ!」〜客の処罰化に抗議〜
26日土曜の午後、パリのピガール付近の道路でセックスワーカーたちのデモ行進が行われた。参加者たちは大きな声をあげ、<SEXWORK IS WORK!>(セックスワークは労働だ!)というプラカードを掲げていた。参加者の多くは顔に白いマスクをつけていた。デモ行進では<私たちの選択を尊重せよ>というプラカードも見られた。
200人前後のデモ隊の後に、警察車両が3台以上続いていた。ピガールには多くのセックスショップがある(セックスショップの中身は不明だが)また、セックスの道具や玩具、衣装などの専門店が軒を並べ、セックス博物館もある。あるセックスショップには店の入口にフランス国旗と日本の日の丸がなぜか両脇に描かれていた。
セックスワーカーたちの組合、STRASSのウェブサイトが次である。
http://site.strass-syndicat.org/
このサイトによると、デモ行進が始まったのは土曜の午後1時。ピガールに近いクリシー広場から出発し、パリの中心に向かったようだ。こうしたセックスワーカーたちのデモ行進は何度も行われているようである。
今回の抗議はセックスサービスを受ける客の処罰化への抗議だった。客を処罰化することはセックスワークを一層、危険にし、搾取を大きくする。またセックスワーカーが感染症などの病気にかかるリスクがまし、また彼らを不安定な生活状況に追いやるというのが抗議の主張である。
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