2013年11月18日11時02分掲載
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人権/反差別/司法
草の根に広がる秘密保護法案反対の声 杉並区で反対署名運動
国会上程中の秘密保護法案に反対する草の根の運動が少しづつ広がっている。かつてビキニ水爆実験を契機に取り組んだ署名運動が世界中に広がる原水爆禁止運動運動に発展し、原水爆禁止運動の発祥の地となった東京都杉並区の市民が、秘密保護法案反対の署名運動を区民に呼び掛けている。明日18日、記者会見する(大野和興)
呼び掛けは以下のようなものだ。
今から59年前、ビキニ水爆実験による放射能汚染が広がる中、杉並区民がおした署名運動は日本発の原水爆禁止の声として全世界に広がりました。その歴を踏まえて、杉並区に住む私たちは、今国会に上程されている「秘密保護法案に強く反対します。その理由は以下の通りです。
1、 行政機関の長が「特定秘密」を定め、それを漏らした公務員、伝えた記者さらには秘密を漏らすよう働きかけた民間人までをも、最高10年もの重罰に処と定めた本法案は、市民の知る権利を侵害し、研究・文化活動を妨害するものす。市民の基本的人権をおかす本法案に反対します。
2、 集団的自衛権行使容認の動きが進む中、国家安全保障会議設置法とセットとして上程された本法案は、アメリカ軍などの軍事行動と連携して戦争に参加す危険を高めるものです。憲法で定める平和主義に反する本法案に反対します。
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