2013年11月20日02時15分掲載
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市民活動
憲法を考える映画の会 「レーン・宮沢事件 〜もう一つの12月8日〜」(50分)
第8回「憲法を考える映画の会」。いま、まさに特定秘密法案が衆院を通過されようとしています。法律とも言えないような矛盾に満ちた法案、どのようにも解釈でき、権力が国民の権利、人権を蹂躙するのにきわめて好都合な法案です。なぜこのような法案を無理矢理通そうとするのでしょうか?
こうした中で、何とかこの法案を止めて、廃案にしなければならないと考えてきました。あきらめてはいけません。そういうつもりで第8回憲法を考える映画の会は、以下のようなプログラムで継続し、考え、話し合って、私達なりに良い方法を作り出すため知恵を出し合っていきたいと思います。
第8回「憲法を考える映画の会」
■11月30日(土)14時〜17時
■婦選会館2階会議室(渋谷区代々木2-21-11)TEL 03-3370-0239
プログラム:映画「レーン・宮沢事件─もう一つの12月8日─」(50分)
主催:戦争を考える映画の会
TEL&FAX 042-406-0502 090-1261-5434 花崎 E-mail hanasaki33@me.com
Facebook:憲法を考える映画の会
第8回は、特定秘密保護法案を考える上でも、それに直結する戦前の「国家秘密体制」とはどのようなものであったかを明らかにする映画『レーン・宮沢事件』を見て考えます。
軍機保護法に基づいてレーンさん・宮沢さんを懲役12年から15年の刑の判決を出したのは裁判所であり、戦争に負けるまで投獄し続けたのは国家権力です。同じ国家権力が、戦後も同じように「スパイ防止法」という名前で国家秘密を守る法律を作ろうとしますが、国民の反対の世論がそれを拒みます。当時300議席を得ていた中曽根政権でもそれを実現できなかったのです。
ところが今、ほとんど論議らしいまともな論議もないまま、これらと同じような危険な法案が通ってしまいそうなのです。
わたしたちはこの映画を見て、こうした法律で縛られていく個人や社会に対して想像力を働かせましょう。それを知らないでいる人たちに伝えたいと思います。またそうした危険な法案をかつて拒んだことのある市民の運動に学び、これからの運動を考え出していきたいと思います。
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