2013年12月21日14時43分掲載
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元農相がTPP反対本を出版、山田正彦著『TPP秘密交渉の正体』 上林裕子
「TPP阻止国民会議」副代表で、元農林水産大臣の山田正彦氏がTPPの実態について書き下ろした。民主党内閣で閣僚を務めながらもTPP参加には断固反対を貫き、民主党政権下でのTPP参加に歯止めをかけた。
現在もTPP反対運動の先頭に立ち、米国、韓国などを視察、日本が交渉に参加したブルネイ会議にも参加し、TPPに反対する海外のNGOと交流した。山田氏がこれらの情報収集でつかみ取ったTPPの実態を著書「TPP秘密交渉の正体」としてまとめた。わかりやすく読みやすい。TPPの入門書としてもお勧めだ。
目次
(1) TPPの原点は北米自由貿易協定にある
(2) 日米並行協議がTPPよりも恐ろしい
(3) TPPは日本にとって百害あって一利なし
(4) 韓国はどうなったか
(5) 食の安全は本当に守れるのか
(6) 日本の農業はTPPでどうなるのか
(7) 医療も介護も金持ちでないと受けられない
(8) 安い労働力が入ってきて日本人の賃金が低下する
(9) 軽自動車の税負担軽減措置がなくなる
(10) 地方自治体はTPPでどうなるのか
(11) ISDで国の主権は失われる
(12) インターネットの自由が損なわれる知的財産権の交渉
(13) 経済のグローバル化が国家の自由独立を損ねる
(14) 秘密協定であることが恐ろしい
(付録) TPP協定の知的財産権の章
『TPP秘密交渉の正体』
山田正彦著 竹書房新書 定価838+税 新書版
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