2013年12月28日14時59分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201312281459296

市民活動

1・17 取調べの可視化を求める市民集会 可視化を止めるな! 〜全事件・例外なき取調べの録画を〜

 取調べの可視化の議論が、法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会において終盤を迎えています。しかし、その中身は問題だらけ。録画の対象事件を、刑事事件全体のたった1.9%しかない裁判員裁判対象事件に限定した上、対象事件であっても録画しなくてもよい「例外」を設ける案と、録画する部分を取調官の裁量に委ねる案が議論されていますが、これではほとんどの事件の取調べは、今まで どおり「密室」のままということになります。一体、こんな内容で「制度」といえるのでしょうか? 
 
 
◆周防正行さん(映画監督)× 江川紹子さん(ジャーナリスト) 
 あるべき「可視化」を語る! 
 
冤罪をテーマにした映画『それでもボクはやってない』の周防監督は、特別部会委員として対象事件の限定や例外拡大の危険性を批判してきました。一 方、ジャーナリストの江川紹子さんは、検察の在り方検討会議委員をつとめ、最近では「私は負けない 『郵便不正事件』はこうして起きた」(中央公論新社刊)で、著者である村木厚子さんの聞き手をつとめました。 
 
冤罪、密室の取調べ、可視化を避けようとする警察・検察の壁・・・。さまざまな問題から、お二人に全事件の取調べの録画制度の必要性について語っ ていただきます。 
 
 
日時 2014年1月17日(金)18:30〜20:30(18:00開場) 
場所 弁護士会館2階講堂「クレオBC」(東京都千代田区霞が関1-1-3) 
  ※東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞が関」駅B1-b   出口から直通 
 
地図:http://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/map.html 
 
入場無料・事前申込不要(先着280名) 
 
 
【プログラム】 
 
◎ 報告 痴漢冤罪被害者が取調べの実体験を語る! 
 
◎ パネルディスカッション 
  周防正行さん(映画監督/法制審議会新時代の刑事司法制度特         別部会委員) 
  江川紹子さん(ジャーナリスト)   ほか 
 
◎ユーストリーム配信URL 
http://www.ustream.tv/channel/kashika-sympo20140117 
 
上記URLから直接視聴できない場合は、以下のURLから,「kashika- 
sympo20140117」を 選択してください。 
http://www.ustream.tv/user/nichibenren 
 
 
◆主催:取調べの可視化を求める市民団体連絡会 
 
◆共催:日本弁護士連合会 
 
◆お問い合わせ: 
アムネスティ・インターナショナル日本  TEL 03-3518-6777 
 
【取調べの可視化を求める市民団体連絡会とは】 
 
2010年12月に「待ったなし!今こそ可視化の実現を」(東京)を主催した「取調べの可視化を求める市民集会実行委員会」を母体に、活動を開始 した市民団体のネットワークです。 
 
呼びかけ団体:アムネスティ・インターナショナル日本/監獄人権センター/日本国民救援会/ヒューマンライツ・ナウ 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。