2014年01月28日14時46分掲載  無料記事
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人権/反差別/司法

土肥元校長の裁判 〜言論の自由を問う〜<私の不合格は他の校長に対する見せしめ>〜

  2006年に東京都教育委員会から出された通達「職員会議で挙手・採決禁止」に、たった一人異議申し立てしたのが元三鷹高校校長の土肥信雄氏。教育界にいない人間なら、この通達がいったい何の意味なのかわからないだろう。会議は参加者が自由に討論する場であり、挙手も採決も場合によっては必要ではないのだろうか。 
 
  こうした通達に土肥氏は反対した。とはいえ、都の通達に逆らったのではなく、従いながらも反対意見を述べたわけだった。 
 
  その土肥氏は定年退職後、非常勤教員として教職を続けようとしたが、都教委は採用を拒否。合格率97%(今年度)という、ほとんど誰もが進める道だったという。そこで土肥氏は東京都の教育政策を問うため、あえて裁判に打って出た。しかし、一審(地裁)、二審(高裁)とともに敗訴。最後に残されたのが最高裁の判決だ。 
 
  詳しくは「土肥元校長の裁判を支援する会」のホームページで。 
http://www.dohi-shien.com/html/ 
 
  「上告審(最高裁)の逆転勝訴のために、昨年から取り組んできました最高裁への第3回目の直接要請行動の日時が、1月30日(木)午後2時よりと決まりました。」 


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