2014年03月25日11時11分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201403251111262

TPP/脱グローバリゼーション

台湾、行政府占拠の学生らを強制排除 青年組織が抗議声明

台湾で24日早朝5時半、行政院を占拠する学生.市民に放水車と機動隊による排除によって、多数の負傷者が出たことに対し、青年組織「黒色島國青年陣線 する抗議声明を出したので紹介する。(大野和興) 
 
原文 
http://www.inmediahk.net/node/1021759 
 
画像は「苦労網」など多数。 
http://www.coolloud.org.tw/node/77881 
 
http://www.flickr.com/photos/coolloud/sets/72157642791619013/ 
 
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国家の暴力は容認できない 
行政院を占拠した学生に対する警察の暴力的弾圧を糾弾する 
(翻訳;稲垣豊) 
 
黒色島國青年陣線 プレスリリース 2014年3月24日 
 
今朝未明、警察は行政院を占拠する学生と民衆を実力で排除した。われわれは行政院が機動隊を派遣し、棍棒、盾をつかって丸腰の学生を攻撃し、何人もの学生と民衆が警察に殴られて頭から血を流したことに対して強く抗議する。 
 
警察は放水車の強力噴水を直接学生に放射した。それだけでなく現場に駆け付けた医師や弁護士に対しても警察は情け容赦なく弾圧を加えたのである。 
 
われわれの調べではすでに百名以上の学生と民衆が病院に送られた。われわれはすでに医療及び法的支援を提供している。より具体的なデータは現在、各病院に問合わせ中であるが、現在までに少なくとも7つの病院に搬送されたことを確認している。 
 
そのほか、われわれの調べでは、警察は排除の際にまずメディアを排除して、自らの合力行為の証拠を見えないようにした上で、200名あまりの民衆を行政院のロビーに押し込めた。われわれは警察がこの200余名に対して暴行を加えないよう、再度強く要求するものである。 
 
憲法23条あるいは行政手続法第7条によれば、警察のこのような過剰な法執行行為は、すでに重大な違反である。 
 
これらの学生がいったいどのような罪を犯したというのであろうか?これほどまでの暴力を用いる必要が行政院にあったのであろうか?これらの民衆が頭から血を流し、骨折しなければならないほど、いったいどのような罪を犯したというのであろうか? 
 
われわれは引き続き負傷した学生と民衆の情報収集を続ける。われわれはボランティア弁護団が、行政院長の江宜樺、警政署長の王卓鈞、警察中正第一分局局長の方仰寧を傷害容疑で告訴し、負傷した学生たちに正義を取り戻すよう要請する。 
 
われわれは、馬英九政権が民主的手続きを踏みにじっただけでなく、国家の暴力を用いて台湾の民主主義を守ろうとしたこれらの学生を踏みにじったことを再度糾弾するものである。 


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