2014年05月16日20時39分掲載
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教育
「日本とフランスの教育からみえること」 〜飛幡祐規&瀬川正仁〜
カフェらむぶる 第1回「日本とフランスの教育からみえること」
講師:飛幡祐規さん、瀬川正仁さん
司会進行役:谷本道昭先生(東京芸術大学・放送大学非常勤講師)
2014年5月28日(水曜日)14:30〜17:00
文京学習センター2階 講義室2
「カフェらむぶる」では、ジャンルにとらわれず、お話をうかがってみたい講師をお招きし、そのお話をもとに参加者も一緒に話し合いをしていきます。予備知識はいりませんので、お気軽にご参加ください。
第一回は、『時間という贈りものーフランスの子育て』(新潮社)の刊行にあわせてパリから一時帰国中の飛幡祐規(たかはたゆうき)さんと、『教育の豊かさ 学校のチカラ 分かち合いの教室へ』(岩波書店)の著者である瀬川正仁(せがわまさひと)さんのお二人に、日本とフランスの教育や社会についてお話いただきます。
もともと日本の教育システムに反発し、大学受験をせずフランスに留学された飛幡さんですが、フランスの教育システムもエリート抽出が目的で失望させられることや問題点が多いと感じながらも、お子さんの教育を通じて、フランスの初等・中等教育は日本の教育と異なり、評論や批判の力を養う地盤があると実感されたそうです。飛幡さんのご著書に出てくる「文学作品を読むことは、世界に立ち向かう準備となる」という発想は、残念ながら今の日本では考えにくいものですが、しかし、瀬川さんの本を担当された岩波書店の編集者は「競い合うことではなく、分かち合うことで育み合う、そんな子どもたちの目が輝く教育現場が、実はたくさんあるのだということ、そして、教育って本当に素晴らしい営みなのだということを知りました」と書いています。バックグラウンドがさまざまな放送大学の学生の集うサークルで、お二人からどんなお話が出てくるのか、楽しみです。
参加費:500円(苦学生はご相談ください)
お申し込み・お問い合わせ 9012404293@campus.ouj.ac.jp(山本)助っ人(当日スタッフ)も募集中です。
■講師プロフィール
飛幡祐規(たかはた ゆうき)
1956年東京都生まれ。文筆家、翻訳家。1974年渡仏、1975年以降パリ在住。パリ第5大学にて文化人類学、パリ第3大学にてタイ語・東南アジア文明を専攻。著書に『ふだん着のパリ案内』『素顔のフランス通信』『「とってもジュテーム」にご用心!』(いずれも晶文社)『つばめが一羽でプランタン?』(白水社)『それでも住みたいフランス』(新潮社)
訳書に『フランス六人組』(ユラール=ヴィルタール著/晶文社)『王妃に別れをつげて』(シャンタル・トマ著/白水社)『大西洋の海草のように』(ファトゥ・ディオム著/河出書房新社)『エレーヌ・ベールの日記』(エレーヌ・ベール著/岩波書店)『ユダヤ人大虐殺の証人ヤン・カルスキ』(ヤニック・エネル著/河出書房新社)ほか。
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/303652.html
瀬川正仁(せがわ まさひと)
1953年、東京生まれ。ノンフィクションライター。1978年、早稲田大学第一文学部卒業。映像作家としてアジア文化、教育問題などを中心に、ドキュメンタリーや報道番組を手がける。著書に『若者たち ―夜間定時制高校から視えるニッポン』『なぜ尾崎豊なのか、―明日が見えない今日を生きるために』『六〇歳から始める小さな仕事』(以上、バジリコ)、『ビルマとミャンマーのあいだ ―微笑みの国と軍事政権』(凱風社)など。日本ペンクラブ会員。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0225950/top.html
■瀬川正仁著「教育の豊かさ 学校のチカラ」(岩波書店)
https://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201210072319460
■瀬川正仁著「アジアの辺境に学ぶ幸福の質」(亜紀書房)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201207081848510
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