2014年05月22日08時52分掲載
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文化
映画撮影者ゴードン・ウイリスさん、死去(82) 「マンハッタン」「アニー・ホール」「ゴッドファーザー」「大統領の陰謀」
映画撮影者のゴードン・ウイリスさんが亡くなった。享年82。ウイリスさんがカメラマンとして手がけた作品にはウディ・アレン監督の「アニー・ホール」や「マンハッタン」「カメレオンマン」などがあり、そのほかフランシス・コッポラ監督とは「ゴッドファーザー」がある。アラン・J・パクラ監督と組んだ「大統領の陰謀」も話題になった映画である。米映画の名作が目白押しである。
ゴードン・ウイリスさんについては「マスターズ・オブ・ライト〜アメリカン・シネマの撮影監督たち〜」の中で、「映画界屈指の完全主義者」と見出しを打たれ、「映画撮影者が現在尊敬を受けたり認められたりしているのがゴードンあっての賜物だと思っている」という同業カメラマン、ジョン・ベイリーの言葉が紹介されている。
ゴードン・ウイリス氏が最も活躍したと言えるのは1970年代から80年代初頭にかけてだ。この時代は米映画、そして米文化がそのクオリティで世界をリードできた最後の時代だった。80年代後半以後、米映画も、米文化も、米経済も総合力で見ると、すべてが下降を続けていくことになる。その意味では今、もしウイリスさんが映画界に入ったとしても70年代のように活躍することはできなかったかもしれない。
■ニューヨーク・タイムズの追悼記事
http://www.nytimes.com/2014/05/20/movies/gordon-willis-godfather-cinematographer-dies-at-82.html?_r=0
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