2014年06月07日15時51分掲載
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社会
研究者とノート なぜ不正が起きるのか?
小保方晴子氏が実験のノートをきちんと残していなかったと報じられている。研究不正を予防するために、ノートの記録を重視するとノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授は国会で発言した。山中氏は不正防止のために研究者にノートを提出させてチェックしていると言う。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000024478.html
しかし、一般人にはわかりにくい。そこまでしないと不正が防げないと言うのはどういうことなのか?中学生ではない。国を代表するような科学の先端の研究現場のことである。そんなところでなぜノートのチェックまでしないと、不正が起きるのか。不正を起こした後のことは考えないのだろうか?国民の多くはこの議論が十分理解できたと言えないのではなかろうか?
不正をする動機は何なのか?科学者としての幸せがそこにあるのだろうか。謎である。その構造的な背景を知りたいと思う人は多いだろう。
以下は過去の記事から。科学研究の不正には金が関係している、というのが仮説である。研究を可能にする資金環境がこの10年来激変しているのではないか、という仮説である。
■企業スポンサーと研究結果の修正
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201107122310222
■新自由主義科学者の実態を描く、'Merchants of DOUBT'〜市場原理主義の米科学者がエコロジー研究を敵視〜
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201309160303571
■管理が強まる大学 〜政治と学問〜
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201308051029171
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