2014年06月17日01時32分掲載
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米国
ネオコン魂は百まで 「米軍をイラクに派兵すべし」 ケーガン氏とクリストフ氏
2003年のイラク戦争を進めたいわゆるネオコンのウイリアム・クリストフ氏と、ロバート・ケーガン氏の弟にあたるフレデリック・ケーガン氏がウィークリースタンダード紙に’What to Do in Iraq’と題するブログを書いた。「イラクで何をすべきか」
もちろん、米軍を派兵せよ、と書いているのである。ネオコン魂は100まで、といった感じである。二人のコラムによると、その理由はイスラム原理主義組織ISISからイラクを守るべきだが、このままではイラクに軍事介入を始めたイランに油揚げをかっさらわれてしまう。外国からイラクに攻め込んでいるイスラム原理主義兵士(スンニ派)も、イランもイラクにはいらない。しかも、米国がイランと同盟してしまえばシーア派に加担することになり、宗教対立の解決にもならない。さらにイランに核を持たせることにもつながりかねないし、そうなるとサウジアラビアやカタールのような中東のスンニ派同盟国との関係もそこなう。だから、それをやるのは米軍だというのである。しかも躊躇している場合ではない、緊急事態だぜ、と促しているのである。このウイークリースタンダード紙はネオコン論客が編集者なのである。
http://www.weeklystandard.com/blogs/what-do-iraq_795057.html
*このアメリカのネオコンの新聞のオピニオンについてはE・スノーデン氏の記事をガーディアンに書いた記者のグレン・グリーンウォルド氏もツイッターで発信している。またグリーンウォルド氏はオバマ大統領がバグダッドの米大使館員を守るために米軍地上部隊を最大で275人まで派遣する予定である、という情報があることも発信している。
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