2014年08月13日22時59分掲載
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米国
風刺漫画と米軍のイラク空爆 2
イラク空爆のニュースは米国人に複雑な思いをかきたてたようだ。もうイラクはたくさんだ、という何分身勝手ではあるが、正直な思い。一方でイスラム武装勢力ISISがイラクに侵攻して異教徒を殺害するのを看過しえない、という戦争を始めてしまった者としての思い。
そんな中、ニューヨークタイムズでも再びイラク問題が浮上してきた。先日こんな漫画が掲載されていた。
ホワイトハウスでオバマ大統領は2人の将軍から説明を受けている。そこへバーンとドアが開いて入ってこようとするのはジョージ・W・ブッシュ元大統領にラムズフェルド元国防長官、そしてチェイニー元副大統領のトリオだ。彼らはオバマ大統領にアドヴァイスをしたくてしようがないようだ。
これだけの1枚漫画だが、米国人にとっては悪夢のようなあのイラク戦争に再び立ち返るのか、という背筋がぞっとする思いだろう。米国人にとってイラク戦争とは単なる戦争ではなく、国力の低下、経済の没落、貧困層の増大、そしてバブル崩壊という負の連鎖だからだ。
戦争に回す予算がない米国にとって頼れるトモダチこそ日本に他ならない。
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