2015年03月05日10時39分掲載
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地域
御殿場で男女共同参画講座開催
安倍首相の肝入りで始まった「女性活用」がなかなか進まない中、比較的保守性が強いと言われる地方都市、静岡県御殿場市市民交流センターで、男女共同参画講座が開催され当初予想の2〜3倍、定員一杯の参加者を得て和気藹々とした雰囲気の中で成功裏に終了した。(齊藤力二朗)
主催したSWOS(ソース)の会は、静岡県下に120人ほどの会員を抱え男女共同参画を主たるテーマに精力的に活動している。男性の参加者も4名を数えた。
講座は「SWOSの会」理事長による挨拶に始まり、会の有志による、家庭、職場、学校など身近な場における男女共同参画の例を示す素人顔負けの寸劇が演じられた。「男女」共同参画」を「男女三角関係」などと間違え(?)る場面もあり、しばしば笑いを誘った。
最後に、参加者を4組に分け、男女共同参画の現状や課題などを自由に語り合った。世代による意識の差が著しい現状が紹介されたが、緩慢ではあるが確実にこの意識が根付き始めているように思われた。各組が発表し集会した。今後は更なる男性人の参加が望まれよう。
多くの参加者は、驚いたことに、3日の朝日新聞朝刊の「沼津信用金庫による宗教名を理由にしての口座開設拒否事件」報道を既に知っており、御殿場市民の平等意識、社会意識の高さをうかがわせた。
昨年催された「男女共同参画社会づくり川柳」の特選作品を紹介しよう。
認め合い 共に織り成す ハーモニー
支え合う 心が家族の エネルギー
皿わって 父謝って 母笑う
洗い物 我が家はみんなで 当番制
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