2015年05月24日13時10分掲載
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市民活動
5月30日 愛媛で日韓市民共同歴史シンポジウム
私たちは、韓国はじめ近隣諸国の人びとと理解し合い、平和な関係を築いていくためには歴史認識の共有こそが必要と考え、この間、「日韓市民共同歴史シンポジウム」を重ねて来ました。それは、近代日本の歴史を「関係の歴史」として、東アジアの歴史のなかに位置づけ直すための共同作業であったとも言えます。 アジア・太洋戦争敗戦及び朝鮮植民地支配の終焉・解放70年、日韓基本条約締結50年、そして中学歴史教科書が採択される今年、歴史認識の対立ではなく共有を目指し、この共同シンポジウムを開催したいと思います。
連続講座【 戦後70年のいま、日本の歴史認識を問う 】
この国家は、すでに「明治期」から台湾・朝鮮の植民地支配を始めたことからも明らかなように、一国内で完結する歴史としての「日本の歴史」ではなく、諸外国との関係の歴史としての「日本の歴史」を有しています。この「関係の歴史」は、当然ながら、その一方の国だけで完結的に認識・記述できる性格のものではありません。
しかし、偏狭なナショナリズムが勢いを増す今の日本では、政府やメディアを中心に、一方的・自国中心的な「歴史認識」が発信され続けています。
【日韓市民共同歴史シンポジウム】
安倍政権の歴史認識を問う
― 河野談話・村山談話から「安倍70年談話」―
日時:5月30日(土)13:30〜16:30
場所:愛媛県男女共同参画センター 3F研修室
松山市山越450 電話089-926-1633
資料代:500円
<発表者>
歴史連帯:ヤンミガンさん(村山談話を越えて・新しい韓日関係の一歩前進のために)
平澤:イジョンギュさん
愛媛:高井弘之さん(「日本ナショナリズム問題」としての歴史認識問題 )
第1部13:30 〜15:00 日韓両国からの発表
第2部15:00 〜16:00 共同ディスカッション 歴史認識の共有に向けて
第3部16:00 〜16:30 今年の教科書検定・採択について
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「平澤(ピョンテク)・愛媛の市民交流」の「歴史シンポジウム」とは
愛媛県教育委員会は、子どもたちが使用する教科書として、日本がかつて行なった植民地支配と侵略戦争を肯定・美化し、歴史を歪曲した自己中心的な歴史観にもとづく「つくる会」歴史教科書(「新しい歴史教科書をつくる会」という右翼団体が編纂)を採択しました。
私たちは、このような歴史教科書を子どもたちに使わせてはならないと、その採択の取り消しを求めました。
そのようななか、松山市と韓国平澤(ピョンテク)市は2004年10月に「友好都市提携」を結びました。そこで、私たちは、行政間だけでなく市民間での交流が必要ではないかと、2005年から互いに行き来するようになりました。
2006年には平澤市で『平澤・愛媛市民団体交流会』の創立行事が開催され、本格的に平澤と愛媛の市民交流が始まりました。
そして、互いが理解し合い、真の平和を築くためには<歴史認識の共有>こそが必要ではないかと、共同で日韓の歴史について学び・討論するセミナーも同時に開催することになりました。
この10年間で『平澤・愛媛の市民交流』は、10回を重ね、近年は学生同士の交流・ホームステイも行っています。日韓政府間の関係が途絶えているにも等しく、まさに「最悪」とも言える現在の状況を考えると、市民間でのこのような定期的な交流と<歴史認識の共有>は、いっそう重要な意味を持つのではないでしょうか。
ぜひ、あなたのご参加をお待ちしています。
主催/えひめ教科書裁判を支える会、平澤・愛媛市民交流会
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