2015年05月30日15時42分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

元国防長官ロバート・ゲイツ氏、イラクへの地上部隊の再投入を訴える

  米紙ワシントンタイムズに元国防長官のロバート・ゲイツ氏がオバマ政権のイラク戦争のこれまでの戦略を批判している。ゲイツ氏が何よりも訴えているのは地上部隊の再投入である。 
 
  Robert Gates '“I think what it shows is that airstrikes can certainly help, but they don’t really change the situation on the ground in a fundamental way. They are an important aspect of a military campaign, but you can’t do it all just by air power. …“I think even had there been no ISIS that it would have been far better for us to maintain some presence, some troop presence in Iraq for a much longer period of time,” Mr. Gates said.' 
 
 「空爆も確かに一定の効果はありますが、空爆だけでは決定打とはなりえません。空爆は作戦としては重要ですが、それだけでは目標を達成できないのですよ。・・・・(中略)・・・・イスラム国があろうとなかろうと、私はもっと長期にわたる米軍のイラク駐留が大切だったと考えています」 
http://www.washingtontimes.com/news/2015/may/20/obamas-islamic-state-strategy-needs-be-changed-ex-/ 
 
  ブッシュ政権の後、オバマ政権で国防長官に就任したロバート・ゲイツ長官はいかに軍事予算を削るかに日々追われていた。国家財政が破綻寸前となっている米国にとっては1ドルでも軍事予算を削ることがテーマなのである。今、ゲイツ元長官が米メディアのあちこちで、地上軍派遣の必要性を訴えているところである。 


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