2015年06月12日18時14分掲載
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TPP/脱グローバリゼーション
暴露されたTPPの条項に怒る米市民 市民の健康への危惧が高まる 特に発展途上国の市民にとっては致命的な条項が…
TPPの極秘内容が露見して、怒り始めた米市民ら。米報道番組「デモクラシー・ナウ!」で報じられているのが健康問題です。
特に諸国民の健康を犠牲にして多国籍企業の目線で作られた条項に注目。たとえば特許期限の切れた薬品を後発メーカーが特許料を払う必要なく作れてきたジェネリック医薬品も、開発した製薬企業がちょっとだけ変化を加えることで特許期限を無限に引き延ばせるようになります。これは医療費の高騰を意味し、庶民の健康に影響を与えるものです。特に発展途上国の貧しい諸国民にとっては即座に命に影響する事柄です。多くの人がジェネリック医薬品のおかげで存命できています。エイズ治療薬もそうです。
このTPPが何より問題なのは国会議員ですらその詳細がわからないまま行政府によって秘密裏に条約内容が作られてきて、しかも多国籍企業の幹部だけはその内容に関与できる、という国民不在で、かつ企業目線の条約になっていると考えられていることです。
http://www.democracynow.org/2015/6/11/backlash_against_tpp_grows_as_leaked
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