2015年07月01日21時06分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201507012106373
市民活動
政府・与党による言論の自由への介入を許さないトークイベント
昨今、与党が大手放送局の経営幹部を招集し、番組内容に関する事情聴取をしたり、与党が特定の番組を名指して、「公正中立」を求める要請文を出す、さらには、放送法を持ち出し、放送停止の権限行使をちらつかせるなど、政府・与党によるメディアへの干渉と見られる事態が起きています。さらに、自民党は「放送倫理・番組向上機構」(BPO)について、政府が関与する仕組みの創設を含めて組織のあり方を検討する方針を固めたと報じられています。現場での経験・知見を有し、問題提起をされている方々をゲストスピーカーとしてお呼びし、現在の日本における言論の自由の問題について議論・提言するトークイベントを開催致します。
◆テーマ
政府・与党による言論の自由への介入を許さないトークイベント
◆実施概要
日時 :2015年7月11日(土) 16:30〜19:00 (開場16:00)
場所 :青山学院大学 2号館223教室(2階)
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html
<アクセス>
JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面出口より徒歩約10分 地下鉄各線「表参道駅」B1出口より徒歩約5分
◆資料代 :1,000円
■プログラム
ゲストスピーカーによるトーク
<スピーカー>
・青木 理 氏(ジャーナリスト・ノンフィクションライター)
・飯田 能生氏(ジャーナリスト)
・大石 泰彦氏(青山学院大学法学部教授・早稲田大学ジャーナリズム研究所客員研究員)
・岩崎 貞明氏(民放労連本部書記次長)
<モデレーター>
・野中 章弘氏(早稲田大学政治経済学術院ジャーナリズム大学院教授。アジアプレス・インターナショナル代表。ジャーナリスト、プロデューサー、HRN理事。)
ディスカッション・質疑応答
ゲストスピーカーからのお話を踏まえ、ディスカッション・質疑応答
<<スピーカープロフィール>>
●青木 理氏 (あおき おさむ)
ジャーナリスト、ノンフィクションライター。1966年、長野県生まれ。
慶応大文学部卒業後の1990年、共同通信社入社。大阪支社社会部、成田支局などを経て社会部記者。警視庁の警備・公安担当などを務める。その後、韓国・延世大学の韓国語学堂に留学し、外信部へ。2002年から2006年までソウル特派員。
2006年、共同通信を退社し、フリーに。現在は、雑誌や書籍などでノンフィクション作品を発表する一方、テレビやラジオのコメンテーターなどとしても活動している。
主な著作は以下の通り。『日本の公安警察』(1999年、講談社現代新書)、『北朝鮮に潜入せよ』(2006年、講談社現代新書)、『国策捜査』(2008年、金曜日。のちに大幅加筆して角川文庫に収録)、『絞首刑』(2009年、講談社。のちに大幅加筆して講談社文庫に収録)、『ルポ 拉致と人々』(2011年、岩波書店)、『トラオ』(2011年、小学館。のちに小学館文庫に収録)、
『誘蛾灯』(2013年、講談社)、『青木理の抵抗の視線』(2014年、トランスビュー)、『抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦」報道の核心』(2014年、講談社)、『ルポ 国家権力』(2015年、トランスビュー)。
●飯田 能生氏 (いいだ よしき)
ジャーナリスト。原子力発電所の被曝労働問題など社会問題や事件・事故、地方自治、教育問題、災害報道など幅広いフィールドで取材活動を経験。早稲田大学法学部卒。
●大石 泰彦氏(おおいし やすひこ)
青山学院大学法学部教授。早稲田大学ジャーナリズム研究所客員研究員。
メディアの倫理問題、法律問題を研究。著書に『フランスのマス・メディア法』(1999、現代人文社)、『メディアの法と倫理』(2004、嵯峨野書院)、『レクチャー現代ジャーナリズム』(共著、2013、早稲田大学出版部)、『ヒューマン・ライツ教育』(共著、2015、有信堂)などがある。
●岩崎 貞明氏(いわさき さだあき)
1963年東京生まれ。86年テレビ朝日入社、報道局記者、ディレクター、デスクを務める。
96年〜99年、民放労連中央執行委員長。2001年にテレビ朝日を退職、
同年からメディア総合研究所事務局長・『放送レポート』編集長を務め、現在に至る。
2006年から民放労連常任中央執行委員、2010年から書記次長。
2010年からは専修大学特任教授も務める。共著書に『放送法を読みとく』など。
<<モデレーター プロフィール>>
●野中 章弘氏(のなか あきひろ)
1953年、兵庫県生まれ。早稲田大学(政治経済学術院/ジャーナリズム大学院)教授。アジアプレス・インターナショナル代表。ジャーナリスト、プロデューサー。
日系アメリカ人、インドシナ難民、アフガニスタン内戦、エチオピアの飢餓、台湾人元日本兵、カンボジア紛争、ビルマ(ミャンマー)の少数民族問題、タイのエイズ問題、チベット、東ティモール独立闘争、朝鮮半島問題、アフガニスタン空爆、イラク戦争など、アジアを中心に第三世界の問題を取材し、新聞、雑誌、テレビなどで発表。
87年、報道規制の厳しいアジアのジャーナリストたちのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立。
小型ビデオを使うビデオ・ジャーナリズム(VJ)の手法によるニュースリポートやドキュメンタリーを制作・プロデュース。チベット、東ティモール、アフガニスタンなどNHK(ETV特集、BSドキュメンタリーなど)を中心にテレビ朝日、朝日ニュースター、MXテレビなど発表本数は200本を超える。
04年5月、第3回「放送人グランプリ特別賞」受賞。
編・共・著書に『沈黙と微笑』(創樹社)、『粋と絆』(神田ルネッサンス出版部)、『アジアTV革命』(三田出版会)、『アジア大道曼陀羅』(現代書館)、『ビデオ・ジャーナリズム入門』(はる書房)、『メディアが変えるアジア』(岩波ブックレット)、『アジアのビデオジャーナリストたち』(はる書房)、『メディア・プラクティス』(せりか書房)、『アジア新世紀・市場』(岩波書店)、『論争いまジャーナリスト教育』(東京大学出版局)、『ジャーナリズムの条件4 ジャーナリズムの可能性』(岩波書店)など。
東京大学、立教大学、早稲田大学ジャーナリズム研究所などで、ジャーナリスト教育に注力。元立教大学大学院教授、元朝日新聞紙面審議会委員。
■申込方法
・Peatix(ピーティックス)でのお申込みの場合
下記URLから申込み・チケット購入をお願い致します。
http://ptix.co/1N5kuP9
・メールでのお申込みの場合
HRN事務局(info@hrn.or.jp)へ、件名を「7/11 言論の自由イベント 参加希望」として、お名前、ご連絡先をご送信下さい。参加費は当日会場でのお支払いとなります。
※当日参加も受け付けておりますが、できる限り事前のお申込みにご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。
【主催】
認定NPO法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)
青山学院大学人権研究会
【お問い合わせ】
認定NPO法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局(担当:関根)
Email:info@hrn.or.jp Tel: 03-3835-2110 Web: http://hrn.or.jp/
--
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。