2015年07月05日12時34分掲載
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国際
人を殺す戦争で軍人が狂う 未成年者への性犯罪が摘発される ブルキナファッソ、中央アフリカの仏軍や国連軍も
6月28日に、ブルキナファッソ(Burkina Faso)駐在の2人のフランス兵士が水中で3歳と5歳の二人の少女に性的暴行を加えているのがわかった。7月2日、2人はフランスに送還され直ちに拘置された。(パリ=飛田正夫)
ブルキナファッソの首都ワガドゥグのホテルのプールに、もうすぐ4歳になる少女のフランコ−ブルキナベ人の母親が子供達をここに連れてきていた。この母親は、現場で会話で知り合ったらしい二人の仏兵士36歳と38歳とに、家にアペリティフを招待。兵士が彼女の家から帰る時に、一人がカメラを忘れた。彼女はカメラのフィルムを見てみたら、そこには一人の兵士が水中で娘たちに性的行為をしている映像が写っていた。もう一人の兵士が撮影したらしい。
映像は長いものだという。訴えは父親からなされている。7月2日のフランスのメディアが報道している。
6月30日夜からフランスのパリ検事は未成年への性的暴行罪で予審調査を開始した。オランド仏大統領は二人の仏兵士はフランスで裁判で裁かれるといっている。
こうした事件のほか、貧しい土地の市民やしかも未成年者に携帯電話や食料や小銭と引き換えに性的暴力を行っている軍隊や国連軍の兵士がいることが問題になっている。モンド紙によるとハイチでは231人が性的行為を物と交換して国連軍(ONU)の軍人が行っているという。リベリアでも国連軍(ONU)による性的行為との物々交換が489人の18歳から30歳までの女性があがっている。
軍隊は市民を守るためにあるのだがそうではなくなっているということだ。それは戦争は軍隊や兵士というのを人間ではない狂った状態にしてしまうからだ。この戦争を勧めたがる政治家の奴(やっこ)となったものは正常な思考ができなくなってきて常軌を失って狂ってしまうのである。戦争が軍隊が人を殺害する行為を仕事とするからである。
(飛田「仏メディアの旅」から)
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