2015年08月13日10時28分掲載  無料記事
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核・原子力

川内原発「再稼働」か?

  報道機関も国民大多数も、「川内原発再稼働」と思っているようですが、あれは再稼働とは違うのだそうです。ですから、再稼働になるかは、まだ決定的ではないのだそうです。そうした根拠をhttp://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150808.pdfが説明していますので、その一部を下に記します。(落合栄一郎) 
 
以下引用: 
 
ここで「起動」と「再稼働」の違いについて説明しておく必要があります。 
再稼働は文字通り、原発が電力生産の体制に入り実際に電力網(グリッド)に電気を供給する状態を指します。それに対して「起動」は、単に核燃料が正常に核分裂をし、発生した蒸気でタービンを回して電力生産をする状態を指しています。つまり再稼働するためには原子炉を「起動」しな ければなりませんが、「起動」するからといってそれが再稼働かどうかはわかりません。 
 
来週以降川内原発の 1 号機で行われるケースがいい例です。規制委の使用前検査は、大きく起動前検査と起動後検査に大別できます。来週以降起動後検査が 始まるとみられますが、これを再稼働と呼ぶことはできません。再稼働の法的要件のひとつは、原子力規制委員会の規制 基準に適合することですが、書類上適合すれば、審査終了な のかというとそうではなく、「実用発電用原子炉の設置運転等 に関する規則」(法令に準じます)ではその第 16 条で検査を義 務づけ、検査項目を定めています。つまり検査全体が終了し なければ、規制基準適合性審査全体が終了しないのです。 
 
規制基準適合性審査が終了しないうちに、九州電力が川内原発 の再稼働を行えば、重要な規則違反ですから、ただちに原子炉設置許可そのものが通り消されることでしょう。 朝日新聞社説子が断定するように、8 月 10 日に川内原発 1 号機が再稼働することなどは、実際上ありえないのです。8 月 10 日以降にやっと起動後検査がはじまるのですから。 


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